来年はまともに開幕するのか?
個人的に、どの競技の誰よりも注目していた、レスリングの永田克彦選手が予選敗退してしまったので、僕の中ではそろそろアテネ五輪は終わりです。
アテネ五輪でうまくカモフラージュされていましたが、プロ野球の1リーグ制への移行話は淡々と進んでいます。少し前に、1流のヒールオーナー・渡辺恒夫氏が退陣したことで、混迷の度合を増していましたが、ここにきて選手会側が法的手段の準備を整えるなど、さらにドロドロした展開になっています。
個人的にずっと気になっていたのが、漫画家の水島新司先生。昭和40年代から高校野球とパリーグ中心で野球まんがを書いており、特にプロ野球を舞台としたまんがでセリーグだったのは、ヤクルトスワローズを舞台とした「虹をかける男」くらいで、しかも終盤には相撲を取ったりしていたので、いまいちセリーグ臭のしないまんがでした。
そんな水島先生は今年から「ドカベン・スーパースターズ」を週間少年チャンピオンで連載してます。これはパリーグに架空の2球団、東京スーパースターズと四国アイアンドッグスが今年から新加入し、8球団でパリーグが運営されているというもの。しかもこの連載が始まって早々、近鉄とオリックスの合併が浮上したものですから、僕はずっと注目していました。そうしたところ、さすがは水島先生。凄い展開を用意しておりました。
開幕戦の東京と四国の試合を、先週まで引っ張ったのです。普段であれば、序盤のペナントレースの状況を説明し、オールスター戦でドカベン選手を散々活躍させて後半戦、と言うパターンでしたが、今年は延々と開幕戦。このあたりに水島先生の葛藤を感じずに入られませんでした。
そして今週から、岩城や山田の所属する東京スーパースターズが、地元にダイエーホークスを迎え撃つ状況となりました。今年のペナントの話は一切出てきません。そしてそんな状況の中、王監督(まんが作中)は、一人つぶやきます。
「今年はパリーグが2球団増えて、大成功だ。東京スーパースターズは、パリーグの巨人になれる」
よりによって王監督(まんが作中)に言わせてしまいましたか。水島先生の心の葛藤が見受けられます。9月のオーナー会議なんてまだ先と思ってましたが、来週からはもう9月です。プロ野球界、どうなるのか。
ところで、アテネ五輪の野球日本代表チームの戦いぶりは、すばらしかったと思います。今後一番問題になるとすれば、普段見せないヘッドスライディングや犠牲バントまでした選手たちが、シーズンに戻ると同時に以前と同じようなプレイに戻ってしまったら、やはりプロ野球は衰退してしまうのではないかと。
アテネ五輪での本気度がシーズン中にも繁栄されれば、例えチームが下位であってもファンは応援すると思うんですけどね。その辺どうなんでしょ。年間140回も本気出すのは、しんどいかしら?
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