新イベント救世主伝説・ファミコンの拳
その昔、元斗皇拳の継承者・金色のファルコさんはジャコウさんに
「ケンシロウを倒せい! この世から抹殺するのだ!」
と勅命を受けました。その内容が理不尽なものであるとか、そんなことには関係なく、そう言われたので仕方なくファルコさんはケンシロウに戦いを挑みます。
さて、現代。一流の技術者・きめんは、友人に、
「ファミコンの1Pコントローラを、ファミコン本体前面の拡張端子につなげないか?」
と勅命を受けました。なんで1Pコントローラ(以下1Pコン)をわざわざ拡張端子に繋ぐ必要があるのか、そんなことには関係なく、そう言われたので嬉々としてきめんはファミコンに戦いを挑みます。
友人が主に使用するのはNEW(AV)ファミコンなので、コントローラがスーパーファミコンのように丸みを帯びています。これが「連射には不向き」と言うことで、NEWファミコンでも1Pコントローラで遊びたい、と言うことなのです。
さて、まずは材料の調達。ようは拡張端子を使う周辺機器を、1Pコンと繋いでしまえばいいのだ。ゲーム屋で、新品の1Pコントローラと中古のアスキースティックL5を購入した。家に帰り、早速実験開始。過去にいろいろな実験を繰り返し、改造に成功したコントローラは多数。そのため僕の部屋は「奇跡の部屋」と呼ばれている。
1PコンとL5を開ける。コネクタの配線数は共に5本。ファミコン用コントローラの入力は、DC5V、GND、DATA、P/S、CLOCK、の5本から形成されている。双方の配線は、色も5本中4本が同じ。
「いい木人形(デク)だ」
呟きながら、5本の配線をハンダ付け。接続完了しスイッチオン!
…動かない。
拡張コネクタに差した1Pコンは全く無反応だ。ためしに本体の1Pコントローラを動かしてみる。Aボタンを押すごとに、弾の発射+ポーズ+左上への移動、が繰り返される。
「や、やめてくれ~! くだけそうだ~!」
叫ぶ画面の中のキャラ。
「ん~?まちがったかな?」
小首をかしげるきめん。絶叫と共に大破する、画面の中のキャラ。どうやらこの接続方法ではないらしい。
「俺の求める改造方法はまだ遠い」
ちなみに、コントローラ同士を繋ぐと言うことは、1Pコンの接続部は切り取られ、L5の本体自体は使わなくなると言う事だ。弱者から強者へ、その部品は使われていくのだ。僕はこれを「愛羅承魂」と呼んでいる。
「このコントローラの部品は我が中に。この部品で俺はさらに強くなるであろう」
その作業を見ていた、一人の女は呟く。
「こ、この家の機械たちは違う。この家では改造は消滅では無く、強者の部品の一部となって蘇ること」
長いので続く。
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コメント
なんか、連続で行ってしまい申し訳ない。
一応成功したみたいです。
投稿: dokuhunt | 2004年8月13日 (金) 01:03