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2004年8月14日 (土)

新イベント救世主伝説・ファミコンの拳2

続き。

動かない1Pコンを前にして、しかしきめんは冷静だった。
「技術者として1800勝。このきめんの技、きさまには見切れまい」

~ネタここまで~

うちにある貴重な資料、「バックアップ活用テクニック総集編」で、ファミコン拡張端子を再度確認する。その上で1Pコンと、L5の基板パターンを確認する。ファミコンのコントローラの中には、「4021」と言うICを一つ使用しているのだが、L5も使用しているICは同じく4021。しかしL5側には、抵抗部品が2個追加されている。ただそれは、L5と言う特殊コントローラのA,B両ボタンに対するもののようだ。

きめん本気モード突入。
両ICから伸びている基板パターンを、手書きで紙に起こす。16本あるICの足から延びているパターンは、全部で4本。それらはGND以外の回路であることが確認出来る。そして、ICに対するコネクタから伸びている回路は、両コントローラとも全く同じであることが判明した。ただコネクタから伸びている、双方の配線の色が違うだけだったのだ。以下資料。

1Pコントローラ
茶:GND
白:DC5V
黄:CLOCK
赤:DATA
オレンジ:P/S

L5
茶:GND
赤:DC5V
緑:CLOCK
黄:DATA
オレンジ:P/S

ここまでくれば、後は簡単。それぞれの回路とハンダで接続してしまえばいいのだ。技術者らしく絶縁チューブと、D-Sub9Pコネクタを用意して、丁寧にハンダ付け。そして完成。ファミコンにセット、電源オン!

「動いたぁ~!!」

歓喜の叫び声が家の中に響き渡る。技術者として1800勝。「所長」の称号を持つ、このきめんの前では、1Pコントローラなど、敵ではなかったのだ。とりあえず、遊びにきた友人に早速プレイしてもらう。NEWファミコンで使うノーマルファミコンの1Pコンは、最高だろう?

「ボタン硬い」

まあ。そりゃ、買ったばっかりだしねぇ…。

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