緊迫感のある試合なのは間違いない
友達が言っていたのか、友達の会社の人間が言っていたのを股聞きしたのか忘れたが、面白い例えがあった。
「プロレスは実力が拮抗していると面白くなるけど、格闘技は膠着が増えてつまらなくなる」
まあPRIDEのトップどころは強さが抜きん出ているので、そんなことは少ないですが、昔古館アナは、居合の達人の実況を行った際に、双方ともに微塵も動かないので大変困った、というお話をされていたことがあります。
例えばこれがプロ野球の首位攻防戦であれば、やはり拮抗した緊迫感のある投手戦になると思われますが、サッカーJ2の2位争いの場合には、あまり当てはまらないようで。
僕が神戸出張している間に行われた、7位の元・ベガルタ仙台こと『ヘガルク仙台』と、2位の京都パープルサンガの試合は、随分ゴールネットが揺れる試合となりました。
スカパ!の録画を見ておりましたが、前半は京都が先制するも、仙台が怒涛のゴールラッシュで3-1で逆転。これですんなり終われば普通のチームですが、仙台にそんなもの求めてはいけません。と言うか、仙台サポーターは2点リードしたくらいで、安心して試合を見るようなことは致しません。
後半あっさり1点返され3-2に。劣勢の続く中67分、遂に仙台に退場者が出て10人に。「いつもの負けパターンだー!」「やべー!もうダメだー!!」とテレビの前の僕が思っているくらいですから、スタジアムで生観戦していた人たちは、絶叫に継ぐ絶叫だったことでしょう。
しかし、仙台のエース佐藤寿人選手が80分にゴールを上げて4-2に。「もう逃げ切ってくれ~」と願うサポーター。しかし、これで終わったらやはり普通のチーム。仙台は最後まで盛り上げます。いや、勝手に盛り上げてくれます。3分後にまた失点し4-3に。実況のアナウンサーは「すさまじい打撃戦になっています」と言っていますが、はたしてその例えは正しいのか? 疑問に思わずにはいられません。
結局そのまま4-3で逃げ切りましたが、サッカーの試合は拮抗すると大量得点になるものなのでしょうか。サッカー歴の浅い僕には、まだまだ知らないことがいっぱいです。
それでも勝利で、名前復活までは近づきました。
困ったことに、4点分の名前を足すと画数が増えすぎてしまうので、『ヘガルク仙台』の「ク」に一画「`」をつけて「タ」が復帰。ついに『ヘガルタ仙台』まで名前が戻りました。
名前復活まで、あと二画。来週の第3クール最終戦で名前が戻るのか?
あと全然関係ないですが、大ピンチのまま鳥栖スタジアムを満員にするキャンペーンを行っていた、サガン鳥栖ですが、先日の福岡戦で9565人の観衆を集めたそうです。満員までは届かなかったものの、平均の約3倍の観衆が集まったようです。いろんな意味で、比べ物にならない緊張感がありますので、頑張っていただきたいと思います。
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