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2004年10月14日 (木)

中西学を中傷して数年、中西に学ぶ

混迷を続け、続け、続けつづけている、新日本プロレス。
金曜夜8時に毎週放送していた黄金時代を知るものだけに、例え今現在僕が新日ファンでなかろうが、業界の盟主としてプロレス業界を引っ張ってもらいたいと、それだけは思っている。

そんな新日に「中西学」と言うプロレスラーがいます。

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”野人”こと中西さん

アマレスを学び、全日本選手権を連覇し、バルセロナ五輪にアマレス日本代表として出場。デビュー戦は藤波辰爾のパートナーに大抜擢され、186cm、120kgの大きな体格と、アマレスで培ったテクニックで、新日本プロレスの次世代のエースと期待されていました。しかし、彼には一つだけ弱点がありました。それは、

プロレス向けのおつむが、少々弱い

と言うことです。
そこを同世代の永田選手や、ケンドー・カシン選手に散々突っ込まれ、彼はその都度激怒し、荒れ狂い、そしてまた馬鹿にされるという、ダメスパイラルに落ちていきました。

そんな彼は一時、立ち技格闘技「K-1」にチャレンジしたことがありました。当時プロレスファン、マスコミの間で問題になったのは、
「プロレスの巡業を休んで、K-1の練習をするのは、プロレスファンを軽視していないか?」
と言うことでした。

競技として全く異なりますので、練習する分には構わない。ただし、中西選手を見たいと思って会場に足を運んだファンに対して、失礼なのではないか? と。

当時も今も、恐らく結論は出ていませんが、「自分が何で飯を食っているのか?」と言うことを考えさせられた一件でした。


先週末の3連休、チョット出稼ぎをしてきました。僕に与えられた役目は、
「3連休中不在になる管理人の代わりに、その管理人のblog日記を更新すること」
でした。
人様の日記を代わりに更新するなどと言う話は、めったに聞きません。しかも3日間も。

しかしそこはプロレスファン。
「世の中の全ての事象は、プロレスで説明できる」
と言う信念の元、その代役を受けることにしました。
彼の日記を代わりに更新するにあたり、彼からは「きめんぐみ」ではない「別のキャラクター」を用意されました。いわゆる「ギミック」と言うヤツです。

僕に厄介な依頼を持ち込んだ、管理人。その彼の名前は「dokuhunt(ドクハント)」

子育てサイトながら、毎回blogの最後に「オチ」を用意し、訪問者を悶絶させることを生き甲斐にしている、僕とは10年来同業の仕事をしている人だ。そんな彼は、僕を彼の「偽者」として日記を更新するよう頼んできた。プロレスファンにとって「偽者」と言う響きの、なんと美しいことか! そこで彼の用意した僕のキャラクターは、

「do偽hunt(ドギハント)」

と言う、どこから見ても怪しさ爆発の偽者ギミック。あぁ、なんて分かりやすい。当然決め台詞は、
「do偽huntの”偽”は、偽造の偽だけどな」
である。

そして彼の日記形式を偽造し、3日間更新を続けました。反応はなぜか好意的で、アクセス数も上々。うれしさが募る反面、連休を終えた僕はあることに気が付きました。

「自分の日記更新してないじゃん」

3連休中、人様のサイトの更新に力を注ぎ、自分の日記更新を疎かにしてしまった。これでは数年前に非難した、中西学選手と同じではないか。これでは、中西選手を笑えない。
「ごめんよ、中西」
僕は彼に心の中で謝った。

とりあえず自分の日記に復帰後も、中西選手のように迷走しないように気をつけよう、と誓った。


追伸
本人もすっかり忘れていましたが、TWINZ掲示板がキャラバンの開始とともに活動再開してました。Q&A等も掲載されていますので、興味のある方はどうぞ。

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