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2005年2月15日 (火)

多分50年後には両腕ノーガード戦法

今でこそ連射に豪腕振るう「パワーファイター」な僕ですが、若い頃はしょっちゅう、跳んだり跳ねたりしていたのですよ。それこそ「ルチャドール」のように。

側転宙返りも、バック転も出来ました。1メートルくらいの高さの台から、バック宙をしたこともあります。やはり若い頃は「バネ」が違います。しかし、そんな僕とバネとの蜜月の期間は、長くは続きませんでした。

ある日のこと。いつものようにバック転をしていた僕は、「手」の着地に失敗。右手のヒジの部分が、曲がらない方向に曲がってしまいました。
幸いにして、骨折、脱臼、と言った事体には発展しませんでした。しかし、右ひじの靭帯を損傷。接骨院の先生の話では、
「治療しても、冬になると痛んだりするかもしれないよ」
とのことでした。いわゆる「全治一生」です。

僕がスターソルジャーで連射をすると、1時間後にはヒジが熱くなるのは、このことが原因かもしれません。


つい先日のこと。
趣味のスポーツの会に出席し、運動をしていたとき。僕は寝技のスパーリングを楽しんでいました。練習も終盤。もうまもなく本日の練習も終わりと言うとき、僕は若手のホープとスパーリングを行いました。

僕より20kgは軽い相手ですが、僕より数倍は強いです。
「僕じゃあ、君の相手は勤まらないよ」
と軽口を叩き、5分間のスパーリング開始。やはり、彼は強いです。フェイントを入れてのパスガード、そしてマウントポジション。僕は防戦一方です。

それでも、コチラにも意地があります。
ダブルリストロック、V1アームロックを辛うじて凌ぎつつ、何とか上のポジションを奪い返します。ここで体重差を利用して一気に優位なポジションに…、そう思った僕に、彼は甘い罠を仕掛けていました。

一瞬の隙を突いての、下からの腕ひしぎ十字固め。「逆十字」じゃないのが意味深です。ホープの下からの腕十字が、僕に極まりかけました。
「浅い」
瞬間的に判断し、左ヒジを抜きに行く僕。しかし、彼の反応は予想以上でした。僕の左腕をさらに深く極め、一気に身体を反ります。

ブチブチ!

いやあ、皆さん。知ってますか?
筋肉って断裂するとき、「ブチブチッ」って音がするんですよ。聴いたことありますか? 僕はその瞬間、自分の左腕から「ブチブチ」音がするのを、はっきりと聴きました。
いや~、ビックリしたぁ。

それで、さらに発見しました。
腕が痛いってだけで、立ち上がれなくなるんですね。プロレスで腕攻めされてる選手見て、「シャンとせんか、コラ~!」とか野次飛ばしてましたが、チョットだけその選手の気持ちがわかりました。
立てないもの。無理言うなって。

ちなみに今回の怪我は、左ヒジ靭帯の軽微な損傷。と言うか、重度の捻挫で済みました。危ない危ない。
これが右腕の再度の負傷だったら、二度と「連射」が出来なくなっちゃいますからね。不幸中の幸いです。

どんなに利き腕を攻められても、最後には必ずラリアットで試合を決める、スタン・ハンセンさんを改めて尊敬しました。
ウィー!

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