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2005年3月 2日 (水)

で、アナザーコード

続き。

で、アナザーコードである。

直感的に感じたゲームが「当たった」のは、一体いつ以来だろう。僕は元々、アドベンチャーゲームと言うジャンルが好きなのだが、欠点がある。それは、ゲーム進行が詰まった際に、コマンドを全て選択する「コマンド総当たり」が好きになれなかったからだ。

ファミコン後期の任天堂アドベンチャーゲームは、場面によってコマンド数が減り、そのストレスが緩和されたが、根本的な問題解決にはならなかった。

だがこのアナザーコードは、その「コマンド総当たり」から脱却できた、アドベンチャーゲームの進化系ではないだろうか。謎解きにタッチパネルやマイクを使うので、違う頭のひねり方が必要になる。これは遊んでいて楽しかった。

ただし、ハマるところではハマる。アドベンチャーなので。
マップも微妙に広いし、一度何かを取り逃がすと、何をしていいのか分からなくなる。

それと、このゲームは屋敷の中を探索していくゲームなのだが、バイオハザード1同様、
「お前ら、こんなトリックだらけの家にまともに住めるのか?」
と言う、複雑怪奇な屋敷。

さらに、やはりバイオハザード同様、なぜか道順通りに置いてある、お父さんからの手紙。そして全く関係ないところに置いてある、お父さんの屋敷に関するレポート。「せっかく調べたレポートなんだから、手元にまとめてファイルしろよ!」と、お父さんを叱りたくなってくる。

genpei05
これらを理路整然と説明するのは、難しいだろう。
そういえば昔、「源平討魔伝」のボーナスステージで、観音様がボーナスをバラバラとばら撒くのを、
「神なんだから、そんな嫌がらせすんな!」
と怒った所、プレイ中だった友人が、
「一ヶ所にボタボタ落ちてきたら、そっちのほうがおかしいだろう」
と反論された。

確かにそうだね。それと同様、お父さんのレポートが1ヶ所にまとめられてて、それ読んで全部疑問点がとけたら、ゲームの魅力も半減だもんな。その辺は深く考えずに遊ぶのが、正しい楽しみ方なのかもしれない。

とにかくこのアナザーコードは、作りこみの甘さやストーリーの練りこみなどで、「?」と言う点はあるものの、新タイプのアドベンチャーゲームの導入作、と言う点で僕の中ではかなりの高評価。

だって、このシステムを、さらに進化、深化させればその先に 「DS探偵倶楽部」 というタイトルが見えてくるかもしれない。自己の財産を大事にする任天堂だからこそ、僕はそこに期待したい。

みんなだって、あゆみちゃんのうなじに「フゥーっ」とか、したいじゃん!

ところで。

ニンテンドウDS、新色誕生

本体買った4日後に、その発表はないだろう。。

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