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2005年5月 1日 (日)

J2/ベガルタ蚊トンボから進化中

漢のバイブル「グラップラー刃牙」の中で、範馬勇次郎さんはこう言った。

「たかだか1時間あまりで、蚊トンボを獅子に変化る。勝利とはそういうものだ」

と。
勝つことによって起こる、精神面の充実に伴う、実力の発揮。過剰な自信は驕りにも繋がるが、適度な自信はその実力を十二分に発揮させる。だが、このバランスが難しい。

昨年、首位の川崎フロンターレさんに2-1で勝ったときも、今年、コンサドーレ札幌さんに3-0で勝った時も、仙台サポーターは思った。
「この勝利で自信を持って、次から勝利しつづけてくれれば」
と。
しかし、その100万人の願いは叶わなかった。

「落ちろ!蚊トンボ!」

蚊トンボは獅子になること叶わず、あっさりJ2下位へと、落ちていったと言う。
そんな悲しい逸話が、東北の昔話として、今に語り継がれる…。


基本的に、週に1回試合のあるJリーグ。
HOMEとAWAYを毎週のように繰り返すので、一度ホームの試合を見逃すと、間が3週間も空いてしまいます。
「今は見るのが辛いから」
と1回間を置いた、ベガルタ仙台のホーム戦。僕の気持ちは、先週の草津さんとの試合(2-0勝利)を受けて、
「今度こそ」
の気持ちが、「MAX HEART」です。

相手は湘南ベルマーレさん。J2の3位をキープする、強豪です。
そして試合は、僕の想像を越えました。
前半から、ボールを支配する仙台。湘南に有利な展開にさせません。そして、前半に先制。後半も中押し、駄目押しと、3-0で試合をリードします。
思わず僕は呟きました。

「こ、こんな強いチーム知らない…」

横のマダムは、僕の独り言に「ブッ」と噴き出しました。
1時間とまでは言わないまでも、たかだか3週間で見違えるようなチームになっています。蚊トンボから、獅子へ。ここに来て、ようやく進化論を辿り始めた、と言えます。しかし、都並監督が一押しだった自分の教え子をメンバーから外し、今年の新規補強した選手と代えることで、2試合連続完封勝利したのは皮肉と言えば皮肉。

勝ったからいいけども、2ヶ月間、高い授業料だったなぁ。

そんな訳で、3位の湘南さんに快勝。仙台の順位は、11位から8位にステップアップしました。次節は山形さん。これに勝利すれば、4位に浮上可能。
それに加えて!
得失点差が現在「-1」なので、勝利すれば2年ぶりに「得失点差0」にすることが可能ですよ。J1以来、約2年ぶりですよ。お願いですから、サポーターをを安心させてください。

さてマジックです。
優勝へのマジックは、2週連続の勝ち点3で「M76」
残留への裏マジックは、今週も変化無く「M30」

「裏マジック貯金」は、1万6000円のままです。
余計な出費の多い、ゴールデンウィーク。裏マジック貯金も、抑え目に行きたいところです。

それにしても、優勝へのマジックがさっぱり減ってる気がしません。とりあえず、ダブルスコアから早く脱出していただきたいものです。

追記(5/2 0:24)
仙台→広島に移籍した、佐藤寿人選手コメント

「広島のサポーターはもちろん、仙台のサポーターも僕が点をとっていないことを心配してくれていたと思う。広島のサポーターのためにも仙台のサポーターのためにも、どうしても結果を出したかった。」

いい人だ。こういうことを選手が言ってくれると、サポーター冥利に尽きると思う。
J'sGOAL

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