バンダイナムコ/経営統合で生まれるゲーム
バンダイとナムコが、9月末からの経営統合を発表しました。ところで、
「合併とどう違うのん?」って気がしません?
ゲーム業界の合併の代表例で上げますと、スクウェアとエニックスが合併して出来た会社が、「(株)スクウェア・エニックス」です。この会社から出るゲームは、「ドラクエ」も「FF」も(株)スクウェア・エニックスのブランドですし、本や雑誌も同様です。
ところが「経営統合」の場合、チョット違います。今回は、両社が持ち株を出資して、「バンダイナムコホールディングス」と言う新会社を設立。(株)バンダイと(株)ナムコは、その新会社の「子会社扱い」になる、と言うと分かりやすいでしょうか。図(?)にしてみました。
バンダイナムコホールディング
/ \
(株)バンダイ (株)ナムコ
/ \
バンダイ関連会社 ナムコ関連会社
こんな感じ。
合併とは違うのが、一目瞭然ですね。文字フォントによっては、大幅にずれているかもしれませんが。
「最初っから合併すりゃいいじゃん」
とも思うんですが、やっぱり合併は大変ですから。現場最前線で働く下っ端の僕も、経験あるんで分かるんですが、会社が合併すると
「名刺」
が変わりますから。あと、
「看板の会社名」
も変わりますから。ほら、これだけでもう面倒くさそうでしょ?
経営統合の場合は、会社名はそのまま業務を従来どおり行えるのが利点ですね。下っ端的には。
さて、経営統合で注目されているのが、両会社のブランド、キャラクターを生かした商品展開です。
これまでであれば、バンダイが権利を持っているガンダムキャラを使って、ナムコがゲームを作る場合、多分こういう図式になります。
バンダイ → ゲーム開発委託費 → ナムコ
バンダイ ← ガンダム商標料金 ← ナムコ
多分ですよ。僕の勝手な予想です。
経営統合した場合、この両者間で発生する経費が無くなる、もしくは安くなるので、現在と同じ数量を販売した場合、結果的に「利益が上がる」ことが考えられます。
さらに言われているのは、両社の事業コンテンツが「被っていない」ところ。
バンダイといえば、キャラクターは強いものの、肝心のゲームが「あぅち」な物が多いです。
ナムコは、ゲーム開発力がありますが、キャラクターの売込みではバンダイには及びません。
最近は「面白いゲームだから売れる」、と言う状況ではないので、キャラ先行のバンダイのゲームをナムコが開発すれば、キャラに負けない面白い内容のゲームが生まれるかもしれません。反対に、ナムコのキャラをバンダイのおもちゃ流通に乗せれば、一気にブレイクするかもしれません。
例えば、
源平討魔伝の 「景清変身セット」
ベラボーマンの 「ベラボー変身ベルト」
パックマンを育てる 「パックマンっち」
橋本名人に代わって、黒ブチメガネの「河野名人のポケットザウルス」
とかね。
まあ、両社共にセガとの合併が破談になった経緯があるので、今回は是非成功していただき、ゲーム、おもちゃ業界の活性化につなげていただきたい。
破談になったのは、セガの体質にも問題ありな気がしなくもないですが。
全く異なる追記
楽天vs巨人の仙台3連戦は、楽天の2勝1敗と予想。
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