宮城県スポーツセンター、閉鎖
かったるく週末を過ごしていた僕の耳に、ラジオから衝撃的なニュースが飛び込んできました。
「宮城県スポーツセンター、来年3月で閉鎖。来年度中に解体」
ショーーックッ!!
河北新報webから、チョット引用します。
「宮城県教委は19日までに、老朽化が進んでいる県スポーツセンターを閉鎖する方針を決めた。施設利用は来年3月末までとし、来年度、解体工事に着手する予定。県営体育館としての施設機能は、同県利府町の県総合運動公園(グランディ21)の県総合体育館に集約する。県スポーツセンター体育館は1964年のオープン。」
来年3月って、もう1年も無いですけども。築40年じゃあ、しょうがないですかねぇ。
で、ここまで僕が悲しんでいるのは、ここが「地方のプロレスの聖地」として、全国のプロレスファンに知られた場所だから。まあ「札幌中島体育センター」ほど、有名ではないかもしれませんが。
ちなみに歴史がある分、名勝負も数多く行われています。
昭和43年 ブルート・バーナードが大木金太郎の耳を角材で殴打し、そぎ落ちる
昭和50年 ジャイアント馬場vsジャンボ鶴田の、ファン投票シングルマッチ
昭和60年 猪木・坂口vs藤波・木村 飛龍原爆で藤波が猪木からフォール勝ち
平成 2年 第2次UWF興行 前田vs鈴木、高田vs中野、山崎vs宮戸
平成 9年 リングス 前田日明vsビターゼ・タリエル
まあ偏りつつ、一部を抜粋してみましたが。
最近では、プロレスリング・ノアがGHCヘビーをのぞく、全てのタイトルマッチを宮スポでやっています。
この宮スポのいいところは、仙台駅前から徒歩でもいけるところ。しかも最大で7000人収容可能な競技場は、メジャー、インディー団体問わず、重宝されてきました。
宮スポが無くなるということは、仙台のプロレス事情が大きく変わってしまいます。宮城県は、「グランディ21」と言っていますが、ここは「宮城スタジアム」と並び、悪名高き「交通の便の悪いところ」ですから、集客は望めません。大体利府町ですから、「○○プロレス 利府大会」になってしまいます。
仙台市内でプロレスのできる会場を、チョット考えてみましょう。
「Zepp仙台」
仙台駅から徒歩0分。アクセスの便利さはダントツ。でも、最大800人弱しか収容できず、メジャー団体の興行は不可。
「ニューワールド中山 テニスコート」
みちプロ仙台大会のメイン会場。集客は1000人可能ですが、試合は見難いです。だって、テニスコートだもん!
「仙台市体育館」
地下鉄沿線で便利ですが、第1競技場は新日GI公式戦、全日CC決勝戦、スーパーJカップ3rdのいずれも満員に出来なかった、広すぎる会場。プロレスには不向きです。
「仙台スタジアム」
猪木祭りかよ!!
「フルキャストスタジアム宮城」
UWFインターかよ!!
んー、いずれもイマイチ。
3000人くらいの会場がベストなんですけどね。いいところが見つからないと、仙台のプロレス事情が大きく変わってしまうので、関係者の皆さまは頑張っていただきたい。
個人的には、「仙台市青葉体育館」がお勧めです。
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