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2005年6月18日 (土)

詩を朗読ですって、奥さん

僕が勤めている会社の偉い人こと、CEO(最高経営責任者)様は、
「飲み会で上司を愚痴りながら会社のことを話すなど、前時代的」
と言う、革新的なお考えをお持ちの方です。

ネットワーク時代なので、「仕事の話はメールで迅速に対応を行え!」とご命令されます。
会社主催の飲み会は(おおっぴらなのは)すっかり無くなりましたが、愚痴る環境もなくなっちゃったので、ストレスも溜まり、仕事も溜まり、離脱者、移動者多発気味。

純日本的な会社の飲み会は僕も好きではないが、やはりある程度の息抜きは必要だと思うのだ。
なので、お酒を呑みながらの打ち合わせと言うのは、いい事だと思うのだが。

来週、中学校来の友人の結婚披露宴があるのですが、いろいろ暗礁に乗り上げている。
別に大げさな話では無いのだが、メールでのやり取りには、言葉足らずだったり、返答が遅れたりと、若干の問題があるのも事実。

友人からの連絡で、披露宴での出し物は、「中学校時代の校歌を歌う」と言う内容までは理解できた。そのくらいはお安い御用だ。問題になったのは、
「僕は歌わずに、校歌をバックに詩の朗読をする」
と言う部分だ。

何で詩を読む?

確かに僕は、友人らとゲームの曲に歌詞をつけたり、言葉遊びして楽しむが、オリジナルの詩を朗読しろってなんだよ。意味が分からない。
僕は、幸せ気分満載の友人に電話でクレームをつけた。

「校歌はわかるが、詩ってなんだよ。どこから出てきたのよ?」
「いやだって、きめんが自分で言ったじゃん。やるって」
「は?」

あぁ、そういえば。
「打ち合わせ」と称した「飲み会」を、彼と以前にやったな。そんなこと言ったっけ?

「俺の中学校時代を赤裸々に明かすポエム朗読、とか言ってたじゃん」

あー、言った言った。確かに言った。思い出した。
それを「中学校の校歌をバックに」とか、オプションをつけたのも僕だ。

「本気だと思ってさ、披露宴でちゃんと時間とってあるよ」

マジデスカ?
詩だぜ? 僕にそんなの作らせていいんですか? と言うか、めでたい席でそんなことやってもいいんですか?
正直、断って歌を歌ったり、スピーチとかしたほうが楽さ。

でもね。
それをやっちゃあ面白くない。
バカなことを、より真面目にやってこそ、ですよ。

やりましょう、詩の朗読。喜んで。力の限り。
会場中が赤面するような詩を読んでやる。

ただ、
「失敗したっていいじゃないか。人間だもの」
こういう詩は嫌いだ。

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