マスター・アイドルマスター
振替休日をもらった日に、ぶらっと街中へ。
最近はゲームセンターに遊びに行く機会も減っているので、買い物がてらのぞいてみる。
と、気になる看板が。
「アイドルマスター、本日入荷」
「あの噂の機種が入荷したのか」
「アイドルマスター」とは、あんなことやこんなことをして、アイドルをプロデュースして、トップスターに上り詰めると言う、ナムコ渾身の新作である。
いわゆる育成ゲームなわけだが、「WCCF」や「三国志大戦」「クエストオブD」など、ゲームセンターで遊ぶカードゲームの部類に入るので、奥深くそして金がかかる。
入荷初日と言うことで、たいそう賑わっているかと思いきや、知られてないのか、人気がないのか、恥ずかしいのか分からないが、思いのほか空いていた。
怖いもの見たさウズウズ。席に座っていざプレイ。注意書きを読む。
「初回プレイには600円かかります」
僕は席を立った。
が、横で僕を見ていた少年が、なにやらニヤニヤしている。
「お前やんねーのか? やんねーんなら俺が座るぞ、このチキン野郎」
その視線はそう言っていた。
「大人の財力を舐めるな、この野郎!」
改めて席につく。レッツプレイ。
なんでも自分は新人プロデューサーで、アイドル候補生1人をスターにさせなくてはいけないらしい。
そこで9人いるアイドル候補生の中から、プロデュースする女の子を決めるわけだが、「メガネっ娘」と言うことで、考える間もなく即ゲームスタート。
「芸名を決めてください」
開始早々、無理難題。お前本名でいいじゃん。僕のネーミングセンスは皆無に等しい。
「名夢子?」
いや、ダメだ。センスが悪い。
「小奈美?」
いや、ダメだ。評判が悪い。
じゃあここは、「カイ」とか「ワルキューレ」とか…。どうもしっくりこない。今風に「KAI」とかアルファベットにしても、やはりしっくりこない。
そうこうするうちに、時間が迫る。
「うわー、うわー」
激しく焦りつつ、名前を入力。つけた名前は、
「湾田 モモ」
ゲーム開始早々、激しく落ち込む。
ルールも分からぬまま、ゲーム進行。
オーディションを受けるので、衣装を選ばなければならないらしい。もう逃げ出したい。勘弁してくれ。
衣装を選んで、オーディションを受ける。ゲームのルールはさっぱり飲み込めなかったが、なぜか合格。
合格後、先ほど選んだ衣装を来た「湾田モモ」の、テレビ番組出演ライブが始まった。
こんな感じ。
画面では、「湾田モモ」が歌っている。プロデューサーはその光景を写真に収めることができるようだ。
こんな感じ。
もう逃げたいので歌の場面をキャンセルしようと、画面を必死でクリックする。しかし、「パシャ、パシャ」と激しいシャッター音しかしない。これでは「熱烈プロデューサー」じゃないか。
勘弁してくれ。
そんな「こっぱずかしさ」を死ぬほど味わえる「アイドルマスター」は、その辺のゲームセンターで稼動中です。
今ならナムコのお店で、「アイドルの香りつきうちわ」がもらえるぞ。
汗臭い季節も、これで安心。
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コメント
\600・・・ね。
投稿: 暁 | 2005年8月 2日 (火) 00:12
ウホッ!
やってみよー!
投稿: テイム | 2005年8月 2日 (火) 00:47
一線を超えると面白いと思う。
ただ、それまでに使うお金が結構な額になりそうでな。
投稿: きめん | 2005年8月 2日 (火) 23:55