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2005年10月18日 (火)

ホークスにノアの秋山準を合わせ見る

~閑話~

プロレスリング・ノアに「秋山準」と言う選手がいる。
ノアのTOP3と言われ、実力も行動力もかなりの選手である。

ただ、秋山選手は、余計なことを考えすぎる気がある。
「俺がここで負けると、次はあんなカードが組めるかも」
と言うことを無意識に思ってしまう。別にわざと負けるとかそういう意味では無く、自分の勝利よりもその先のこと、プロレス界全体のことを常に考えてしまう。

かと言って評価が低いわけでは無く、負けてなお輝き、話題の中心にいつもいる。
そんな選手である。

~閑話休題~

千葉ロッテマリーンズが、プレーオフを制し、2005年パリーグ優勝を果たしました。おめでとうございます。
前の優勝が昭和49年の、宮城球場が準フランチャイズの時代。今年、仙台市にロッテ以来のプロ野球チームがが出来た年に、当時仙台市が準フランチャイズだったロッテが優勝すると言うのも、不思議な運命の巡り合わせっぽくて、素敵です。
阪神打線をバッタバッタ討ち取る、アンダースローの渡辺(俊)投手のピッチングを、早く見たいです。

さて。気になるのは、敗れたホークス。

2年連続でシーズン1位ながら、2年連続プレーオフで敗退
王監督をはじめ、選手の胸中は察するにあまりあるものと思います。

ここで気になるのが、
「1位と2位の差が5ゲーム差以上なら、1位のチームに1勝のハンデが付く」
と言うルール。
これまた2年連続で「4.5ゲーム差」のため、適用されることがありませんでした。

あと1勝、あと1敗。あの時のあのワンプレーと、思うところは多々あると思いますが、公式ルールですのでこればかりは仕方がありません。

そんなホークスは、99年の初優勝以来、優勝3回、シーズン1位が2回。もしプレーオフが無ければ7年で5回の優勝ですので、いかに安定した実力のチームかが分かります。
「プレーオフが無ければ」
と言う気にもなりますが、プレーオフがあればこそ、これだけの盛り上がりを見せています。

特に、プレーオフ後に「シーズン1位のチームが敗退するのは云々」と言う議論は、必ず新聞を賑わせます。さらに、セリーグもプレーオフ導入を検討していると言うのは、他ならぬホークスの活躍があればこそ!なのです。

2年続けてあれだけ熱い試合を見せてくれた。力及ばず敗退するも、その試合内容はファンの心に刻まれたし、何よりシーズン終盤からオフにかけても、このプレーオフ絡みの話題で、またホークスは紙面をいろいろと飾ることになると予想します。

負けつつも、話題の中心。
それでいて実力は皆の知るところである。
まさに前述の、秋山選手と同じですね。

何より、プロ野球界がホークスのプレーオフでの試合結果を受けて、大きく変わろうと言うのですから、これは「球界の盟主」と言う称号は、ホークスにこそ相応しいんじゃないか。
そう思います。

勝ったマリーンズよりも、ホークスファンになってしまいそうな自分がいる。

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