最近は「ザル」って程じゃないボジョレ
「ザルに呑ませる酒はねぇ!」
入社2年目の若かりし頃、他部門の偉いさんに言われた。
「こんな上質なお酒を、ガバガバ飲まれちゃたまらん」
と言いたいのだろうが、それは違う。
「酒の味が分かる人に飲まれたほうが、酒は幸せだ」
若い僕は、真っ向から反論した。
まあ「10代」のうちに「ザル」呼ばわりされるのは、如何なものかと思いますが。
あれから12~13年くらい。
すっかりお酒にも弱くなり、日本酒も「半升→三合」くらいしか呑めなくなりましたが、それでも依然として結構呑むほうらしい。
洋酒は相変わらず苦手だけど、ワインなら結構いける口ですよ。
先日、うちに遊びに来た友人と酒を買い出しに行ったときのこと。
お酒売り場で友人が不意に言った。
「きめんさん、『ボジョレヌーボー』ってのがありますよ」
ボジョレヌーボー。
なんか、高いワイン。
噂には聞いているが、未だに呑んだことが無い。特に解禁となるこの時期は、毎年給料日前で金が無いので、毎回スルーしている。
多分、生まれてこの方「ボジョレヌーボー」とやらを口にしたことはないはず。
ヌーボーといえば、
くらいしか、口に入れたことは無い。
せっかくなので、カタカナのヌーボーを買ってみる。
そして呑んでみる。
「ぶどうの味わいは濃厚だ」
「だが如何せん新酒。芳醇度が足りない」
「もう少し寝かせたほうが美味しくなるだろう」
「いくぶんまろ味が足りない」
高い酒を買っておきながら、いちいちうるさい二人である。
そんなに文句を言うなら、呑まなきゃいいのに。
あっさり空っぽだもんな。
挙句の果てに、
「580円の『おいしい無添加ワイン』のほうが好きだな」
と、問題発言。
やっぱり高いお酒は、「ザル」に呑ませるもんじゃないのかもな。
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