18日(木)に、フルキャストスタジアム宮城へ「東北楽天vs東京ヤクルト」の試合を友人と見に行きました。
会場前には、野村監督ミュージアムが期間限定で設置され、大変貴重な品々が公開されておりました。
個人的には、約25年前の現役最後の品々と、ヤクルトスワローズ時代のユニフォームが印象に残りました。90年代のヤクルト黄金期を知るものにとって、野村ヤクルトは切り離せるものではありません。
こういう貴重な品を見られるのは、滅多にない機会ですのでファンとしてはうれしいですね。
さて、今回陣取ったのは、1塁側フィールド席。
ここはプレイする選手に近いのに加えて、イーグルスネスト(カフェ)が使用できるので、個人的にお気に入りです。
加えて、ヤクルト側の陣地ですから、ベンチ内をこっそりと覗き見ることができるのも魅力です。
選手会長として世紀の試合ボイコットから、ヤクルトの選手兼監督となり、今や
「上司にしたいNo.1」
にも選ばれている、我らがヤクルト古田監督。
初日こそ先発マスクをかぶったものの、2、3戦目は監督業に専念のため、ちょっと寂しいですし物足りない。
あぁ、残念。
まあ悔やんでもしょうがないので、愛機「Xacty」を望遠でベンチに向けます。
お、いるじゃないですか、大将!
元・広島カープの木場監督ばりに姿が見えませんでしたが、何とかカメラに収めることができました。
試合のほうは、ヤクルト先発のガトームソンさん、楽天先発の朝井さんがランナーを出すものの、要所を押さえるピッチングで、7回まで0対0の緊張感のある展開です。見ているこちらも力が入り、ビールも進みます。
その緊張感のある展開から一転、8回に宮出選手の3塁打が飛び出し、ヤクルトが3点をリードして守りに付きます。
ところでフィールド席は、イニング開始前のアップ中の選手との距離が近いのも魅力です。
ヤクルトがリードした8回裏、この日はDHのためヒマしてるラミレス選手が、目の前で外野選手とキャッチボールを始めました。
明るく人気者のラミちゃんが目の前にいるということで、子供たちはフェンスに近寄って見ています。なにやら声援を送っているようです。ヤクルトファンの子供と言うのが、まだ仙台にもいると分かり安心しました。ただ、なにやら声援とは違う声が多数聞こえます。
僕は耳をすましました。
「ラミレス選手、ボールちょうだ~い!」
現金だなぁ。
僕は苦笑をしておりましたが、ラミレス選手は分かっています。
子供たちのほうを向いてにっこり笑うと、ボールをポーンとフィールド席に放り投げます。
そのボールは子供たちの頭上をはるかに超え、
後ろ座席の大人の伸ばした手にぶつかり、
僕の手元へ、すっぽりと。
うわ、ラッキー!
横を見ると、友人がゲラゲラ笑っています。
「キミ今日はカラスコに襲われて、ボールもらって、どれだけ日記ネタが溜まるんだよ!」
確かに。
重なるときは重なるもんなんですよ、こういうことは。
どこかのチームが、4試合で3回も89分に得点を決められてるようにな!
試合のほうは、押し迫った終盤に1点を反した楽天が、3-1と詰め寄りさらに反撃ムード。
ここに登場した古田監督は、調子の悪い五十嵐さんをあきらめ、高津さんへとリリーフを託します。
しかし、野村監督も負けてはいません。
この場面に代打に指名した選手は、飯田選手。
言うまでもなく、ヤクルト黄金時代を牽引した1人です。この日のフルスタは最終回に入り、
「ヤクルト祭り」
に突入していました。
結果、飯田選手がショートゴロに倒れて試合終了。
ヤクルトが対楽天3連勝で借金を0に戻し、「仙台ヤクルト祭り」を締めました。
この日は「マジカルナイター」と言うことで、スタジアムには綺麗な花火が打ち上げられました。
そんな僕の、「ヤクルト祭り」は、大満足で終了したのでした。
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