サッカーワールドカップも中盤戦に突入しました。
早いチームはすでに決勝トーナメント進出を決めていますが、この予選グループは試合密度が濃いこともあり、連日素晴らしい試合が堪能できます。
98年フランスの頃は日本が負けたら終わり、と言うムードでしたが、02年日韓共催は決勝が終わるまでワールドカップで盛り上がりましたし、今年に至っては知らない国同士の対戦でも、普通に中継を夜中まで見ていたりする僕がいます。
選手を知らなくても、純粋に試合だけで楽しめるのが世界のトップクラスのプレイ。それを痛感したのが、アルゼンチンの第2戦、セルビア・モンテネグロ戦。
6-0と言う点差も圧巻ですが、2点目の見事なパスのつなぎから、ヒールパス→フィニッシュのシーンは、鳥肌が立ちました。
他にも、今大会を象徴する各国の芸術的な「ミドルシュート」の連続には、もう言葉もありません。
サッカーを知らないうちの両親が、ニュースで見て「おぉ!」と驚くくらいなのですから。
明らかに「Jリーグの延長線上には無い」プレイに、驚嘆と賛辞を惜しみません。
さて、ジーコジャパン。
日本は1分1敗で、最終戦のブラジル戦に2点差以上で勝って、かつクロアチアvsオーストラリアの結果待ちと言う大変厳しい状況ながら、髪の毛一本程度の予選突破の可能性を残しています。
日本のマスコミ的には、早くも予選落ちの戦犯を叩きたくてウズウズしている感じですが、1%未満でも可能性がある以上は、最後まで応援したいものです。
ただ、得点を決められないFWもアレですが、ジーコ監督の采配に疑問符をつけている人が多いのも事実。
試合中の選手交代もそうですが、僕も先発メンバーやフォーメーションが固定されていないことなどを、不思議に思ったりします。
ここでようやく今日の本題、タイトルの話に入ります。
そんなわけで今日のテーマは、
「ジーコ サッカー」
です。
発売日:1994年3月4日
発売元:エレクトロニック・アーツ・ビクター(株)
「ドーハの悲劇」で初出場を逃した94年のアメリカ大会の年に発売されたゲームです。
ジーコ監督が若々しいです。特に髪の毛。
なぜか、数年前からうちの台所に置いてありました、スーパーファミコンのカセットです。とりあえず、無理があるとは知りつつも、このゲームを使ってvsブラジルのシミュレーションを行うことにしてみました。
早速ゲーム開始。
「ZICO SOCCERのせかいへ ようこそ!」
なんで一部分だけ英文表記なのか気になりますが、先に進めます。
まずはモードを選択。
普通にゲームを始めると、協力・公認している「鹿島アントラーズ」さんとの対戦になってしまうので、エキシビジョンを選びます。
ジーコ監督の日本の評価です。
「にほんは こうげきりょくにすこしふあんがあるが ディフェンスはあんていしている」
えっ!?
あんた、そんなこと言ってて6分で3点も取られたじゃない。大丈夫か?
まあ、時代が違うので文句を言っても始まりません。続いては、木曜に対戦するブラジルです。
「ブラジルは きょうりょくなフォワードをそろえている こうげきのたさいなチームだ」
はい、たぶん小学生でも知ってると思います。
徐々に画面上のジーコ監督に不安を覚えてきました。
次にフォーメーションを選びます。
「さあ! いちばんてきした フォーメーションをえらんでくれ!」
ジーコ監督、「5TOP」ってなんですか?
高原、柳沢、玉田、大黒、巻をずらっと並べるのですか?
サッカーの歴史に疎い僕には、そのようなフォーメーションは存じません。
と言うか、「4-4-2」も「3-5-2」も無いのは、ブラジルのお国柄なのですか? よく分かりません。
まあとりあえず、心配しても始まらないので、試合開始です。
まさか「シミュレーション」だったとは…。
どうも、カーソルでボールを蹴る位置を指定して、選手にその位置にボールを蹴らせる、と言う斬新なシステムのようです。斬新過ぎて、付いて行けません。
画面下が全体のフォーメーションのようですが、「サムライブルー」も「カナリヤ軍団」も「青一色」で一緒くたにされているので、どこにボールを蹴るように指示すればいいのかも分かりません。
そうこうしているうちに、
ブラジルに先制を許し、結局 0-1 で日本は敗れました。
ゲーム内容もそうですが、結果も報われない戦前予想になっちゃいました。
ちなみに負けた後の画面は、
こんな悲壮感の塊でした。
いろんな意味で、やらなきゃ良かった。
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