ベガルタ/ちょっと水戸まで
確か高校生の頃、友人が部活の先輩に作業を頼まれ、何かの作業をしていた。その進行状況を、先輩に聞かれたのだそうだ。
「あとどれくらいで出来る?」
「あと『ちょっと』です」
「お前の『ちょっと』は、どれくらいだ?」
その話を聞いて、ハッとさせられた。
人によって「ちょっと」の基準が違うということに気づかされたのは、そのときが初めてだった。
で。
先週、友人とベガルタの話になった。僕は水戸に試合を見に行く予定だった。
「来週は水戸に行ってきます」
「キミのそのバイタリティはどこからくるんだ?」
んー、僕としては大したことをしてるつもりはないが、人から見ると仙台から水戸まで試合を見に行くのは、凄いことなのだろう。
だがそれは、僕の中では案外普通なこと。感覚としては、
「ちょっと水戸まで」
くらいなもの。
この「ちょっと」の感覚が、特にサッカーを見ている人たちは大きく異なる。ベガサポの中には、
「ちょっと札幌へ」「ちょっと九州へ」
と言う人たちは多いし、これが海外サッカーファンだったら、
「ちょっとドイツへ」
と言う人もいるだろう。
そんな「ちょっと」が詰まった今節は、水戸ホーリーホックさんとAWAYで対戦のベガルタです。
今回はmixiの方々と相乗りにて水戸へ。
僕の主目的は、「走れ☆ホーリーホック!」と言う、ecoさんの歌う水戸さんの応援歌CDを買うこと。とりあえず、mixiの皆さんと一緒にたくさん買ってみた。
買いすぎ。
なんでも購入後に、
「最後の1枚です」
とか言われたらしい。買占め完了。水戸さん制圧完了。
「これで今日の目的は、9割がた達成しました」
「いや、試合勝ちましょうよ。何しに来たんですか」
怒られました。ごめんなさい。
さて試合。
前半はいつものベガルタクォリティ。
引いて守る相手に攻め手を欠いて、前に出しては最終ラインまでボールを戻す展開。点が取れる気配も、取りに行こうという気合も見えない。
確かに水戸さんも8~9人で守ってますが、攻めなきゃ勝てませんよ!
なので、前半終了時にベガルタサポーターからブーイング。
後半になるとちょっと動きの良くなったベガルタ。
省略しますがいろいろあって、ボルジェス選手が先制、ロペス選手が追加点を入れ、0-2でベガルタが水戸さんに勝利しました。
ちょっと片道250kmを、移動したかいがありました。
次節は第2クールの最終節。
HOMEで神戸さんとの試合ですが、かなり順位的に面白いことになってます。
1.柏レイソル 46(勝ち点)
2.横浜FC 44
3.ベガルタ仙台 42
4.ヴィッセル神戸 40
勝てば上位次第で2位浮上、神戸さんに負ければ4位に転落です。
今年も盛り上がってまいりました、J2。ちょっとの勝ち点差の中にひしめく数チーム。やはりこうじゃないと。
ところで。
冒頭の「ちょっと」の続きですが。
友人は「どれくらいで出来るか?」に対して、「2時間」と答えたそうです。
僕のちょっとは「30分」なので、やはり人によって差はあるようですね、ちょっと。
次節は、ちょっとでも多くお客さんが入って欲しいです。
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コメント
やってる内容にもよりますがなんらかの作業であれば30分がちょっとですかね。
曲を作ったりしてる場合だと数時間から半日くらいの感覚になりそうです。
投稿: か | 2006年7月 4日 (火) 11:19
かさん
> 曲を作ったりしてる場合だと数時間から半日くらいの感覚になりそうです。
曲作りは「ちょっと」じゃ出来ない気がしますが(笑)
確かにそのとき、場面で時間は多少前後しますね、ちょっとは。
投稿: きめん | 2006年7月 5日 (水) 00:12