Come here Koro!
僕は中学校時代に、新聞配達のアルバイトをしていたのだが、そのときに太ももをイヌに噛まれて以来、どうも苦手意識がある。
正面から「ガブリ」と噛まれて、歯型が残ったくらいなのだから、そりゃトラウマにもなりますか。
夜9時に仕事を終えて、帰宅。
玄関の正面には相方が停車しているので、迂回して玄関に向かう。
月明かりも雲に隠れた闇夜に、何かが玄関前にいる…。
犬だ!
なぜか玄関前に犬がいる。
僕は、ビクッ!と全身を震わせて驚く。
別に「メス犬が調教中」とかではなく、普通の柴犬が玄関に座っている。
お前、人ん家の正面で何をしている?
玄関の真正面で寝ているので、これを避けては家に入れない。
こっそりと近づき、ドアに手を伸ばす。
犬、ムクリと起き上がる。
2歩引く、僕。
とりあえず、話しかけてみる。
「おい、犬。お前は何処の犬だ?」
犬は答えない。
つぶらな瞳をこちらに投げかけるだけだ。
吼えなさそうな犬なので、とりあえず身体を跨いで玄関に入る。
犬は僕のやることに興味無さげに、また眠りに入る。
僕は少し考える。
このまま放置して、朝までいられたらどうしよう。
玄関にマーキングされたらどうしよう。
ドアを破って、寝てる隙に襲われたらどうしよう。
とりあえずもう一度様子を見に行く。
犬はいずこかへと立ち去った後だった。
あれが最後の犬とは思えない。
いずれ第2、第3の犬が、僕に襲い掛かってくるかもしれない。
危険は、何処にでも潜んでいるものなのだ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- メモ/日常/有給休暇(2024.09.29)
- メモ/日常/同級生逝去(読まなくていいです)(2024.06.07)
- メモ/日常/新型コロナ感染(2024.05.08)
- メモ/日常/桜みこ(2024.04.21)
- 日常/あれから13年(2024.03.11)
コメント
刺客が犬だけと思っていたら大間違いですよ。ふふふ。
投稿: こばくり | 2006年8月12日 (土) 06:17
とどめを刺さぬとは非情になりきれない犬め。
次の刺客は手強いぞ。ふふふ。
投稿: 暁 | 2006年8月12日 (土) 09:07
こばくりさん
> 刺客が犬だけと思っていたら大間違いですよ。ふふふ。
ほ、他にも刺客が?
セアカゴケグモとかマダラオオトカゲとかが僕の玄関前にいたりするのでしょうか? 怖い。
暁さん
> とどめを刺さぬとは非情になりきれない犬め。
あのつぶらな瞳を信じていたら、後ろからがぶりとやられていたのか? 恐るべし、犬!
投稿: きめん | 2006年8月14日 (月) 02:00