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2006年11月24日 (金)

アングル/TWINZ-0、1熱戦譜(2003年試合結果)

注:
年末恒例のドリームキャスト用ソフトジャイアントグラム2000の大会
 「TWINZ」
の、データベース化を目論んだ、過去のアングル(煽り)のコピーかつ加筆、修正文書です。
分からない人は飛ばしてください。

また年末までの間、タイトルが
 「アングル/」
で始まる時は、煽り文書時ですので、必要に応じてスルー下さい。


~熱戦譜~

大会名 : TWINZ-0
開催日 : 2003年12月27日

第1試合
峨 武者羅 vs ドラゴン殺法

この日がデビュー戦の峨 武者羅は、新人らしい元気溢れるファイトを展開。
ドラゴン殺法は、女性に大人気の甘いマスクと様々なテクニックで、峨を翻弄。
しかし、勢いに乗った峨がパワーボムで、ドラゴン殺法からフォール勝ち。
衝撃のデビューを飾る。

T01 T02

○峨 武者羅 vs ドラゴン殺法×
 (36分38秒 パワーボム→エビ固め)


第2試合
キングコミク・バンディ、クラッチ昭和 組 vs ペギー・ボンバー、トミー・ボンバー 組

大晦日の前哨戦。
前評判通り、お互いの得意技をぶつけ合い、感情的にやりあうコミクとペギー。
その戦いをそれぞれの師匠がフォローし、鼓舞しあう熱戦に。

しかし、昭和がペギー、トミー組に場外に落とされている間に、ローンバトルとなったコミクを、ダブルの空手チョップからの体固めで勝負を決めた。
ペギーは、大晦日の相手から直接フォールを奪い、波に乗った。
コミクは反対に、崖っぷちに追い込まれ、後が無い状況となった。

T021 T022

×キングコミク・バンディ、クラッチ昭和 組 vs ○ペギー・ボンバー、トミー・ボンバー 組
 (31分40秒 ダブルの空手チョップ→体固め)


大会名 : TWINZ-1
開催日 : 2003年12月31日

第1試合
ラリアット殺法 vs ドラゴン殺法

序盤は試合を優位に進めるラリアット。激しい打撃技から、捻りを加えたバックドロップで試合の主導権を握る。そしてカウンターのキックから得意のサソリ固めに入り、徐々にドラゴンのスタミナを奪っていく。
対するドラゴンは、中盤に繰り出されたラリアットをうまくかわして、バックを取っての延髄蹴りで反撃開始。その後も回転エビ固め、グラウンドコブラなどで巧みにフォールを狙いに行く。そしてカウンターのキックから、掟破りの逆サソリを決め、ラリアットに心理的ダメージを与える。

ラリアットの足に狙いを定めたドラゴンは、その後も足4の字固めで集中的に足を攻撃していく。ラリアットも得意のラリアットで反撃開始。ドラゴンの卍固めを切り返してバックを取り、一瞬のジャーマンスープレックスホールドで一気に試合を決めた。
お互いの手の内を知り合う同士の、大変かみ合う攻防となったが、必殺技を温存したまま試合が決着したため、次回の大会に遺恨を残す結末となった。

T111 T112

○ラリアット殺法 vs ドラゴン殺法×
 (25分44秒 原爆固め)


第2試合
セバスチャン森本、峨 武者羅 組 vs バイソンきまら、バイソンきまら2 組

大会当日まで決まらなかったバイソンきまらの試合だが、大会開始直前にバイソンきまらから声明文が届いた。

 「この記念すべき大会に、私の相手が新人とはどういう事だ! マッチメークの変更を要求する。先日私はアマゾンの奥地で最高のパートナーを見つけた。そこで今日の試合を、タッグマッチに変更してもらいたい。」

きまらの声明文をうけ、急遽第2試合は、タッグマッチに変更となった。
入場まで、きまらのパートナーは「X」として発表された。そして赤コーナーから入場してきたきまらの背後には、なんともう一人のきまらの姿が!!
騒然とする場内。ざわめきが収まらないまま試合開始となった。

唖然とする場内など無関係のように試合を開始する、バイソンきまら。どうやら先発はきまらのようだ。
本日が記念すべきデビュー戦となる、セバスチャン森本の顔面を容赦無く噛んでいく。そして急所へのニー、急所へのヘッドバットなど、いつもの反則攻撃を全開にして攻め立てる。
しかし森本も負けずに、「志村うしろ、うしろ」などで反撃していく。

そんな中、きまら2へとタッチ。
場内が注目する中、きまら2はボディアタック、バク宙キックなど、150kgを越える巨体からは想像できないような技を連発する。そして早々ツープラトンのラリアット攻撃で、森本を攻め立てる。途中、合体パイルドライバーも炸裂。タッグ屋であることを、満天下のファンにアピールした。激しい攻防のあと、きまらへ再びタッチ。ローンバトルの続く森本を激しく攻め立てる。森本はその混戦をかいくぐって、ようやく峨武者羅にタッチすることに成功。

デビュー戦でドラゴン殺法を破って勢いに乗る峨は、その若さに任せた勢いのまま、一気にきまらを攻め立てる。しかし、試合巧者のきまらは噛み付きや急所攻撃を巧みに使い、若い峨にペースを握らせない。そして混戦の中、きまらが必殺のバーニング技、「鮮血に染まる悪鬼の牙」 を炸裂させる。
続けざまにアイアンクローでダメージを与えて、女性ファンの悲鳴を誘う。しかし、意地にかけても負けられない峨が、必殺のパワーボムを炸裂させようと持ち上げるが、きまらはこれをウラカンラナで切り替えし、ガッチリと固める。
流血のひどい峨はこれを返す力は残っておらず、無念の3カウントを聞いた。

T121 T122

T123 T124

セバスチャン森本、×峨 武者羅 組 vs バイソンきまら○、バイソンきまら2 組
 (97分10秒 高角度後方回転エビ固め)


第3試合
トミー・ボンバー vs ボビー・ブレイズ

試合前に「B」とイニシャルだけ発表されていたのは、この人ボビー・ブレイズ。
みちのくプロレス参戦経験のあるパワー系外国人と言う事で、一部で「ボブ・サップか?」と言う噂も流れたが、サップは裏番組出演中。今回の出場は見送られた。
トミーは普段のアマレススタイルから、ワイルドなロングパンツに変更。男らしい胸毛が強調された、セクシーなデザインだ。またトミーは母親、弟の3人家族だったことも、この日明かされた。

序盤は激しい打撃の応酬が続く。
ボビーは実はマレンコ道場出身で、WCWに上がった経験もある実力者。しかしトミーも、アマレス国体出場の実力を見せ付け、トミーの血と肉で絞り上げる。ボビーは豪快なキックや、ハイアングルボディスラムなど、力強い攻撃で攻め立てていく。しかしトミーは得意の絞め技で、徐々にボビーのスタミナを奪っていく。

トミーは試合中盤、得意のムエタイ流のキックでボビーにダメージを与える。しかしボビーはバックの取り合いから、デッドエンドで豪快にトミーを投げ捨てる。トミーもドラゴンスープレックスで反撃。ボビーと激しい攻防を見せる。そしてボビーの豪快な投げ技を凌ぎきったトミーが、対角線のボディアタック、ラリアット、スイングDDTで一気にダメージを与え、最後は必殺のタイガードライバーで貫禄勝ちを納めた。

T132 T134

○トミー・ボンバー vs ボビー・ブレイズ×
 (33分28秒 タイガードライバー→エビ固め)


第4試合(セミファイナル)
まいどオーキニ vs クラッチ昭和

序盤から打撃の応酬の中に、関節技、切り替し技が複雑に絡み合うテクニカルな攻防を見せる両者。場内から歓声を誘う。まいど得意のスープレックスを、昭和がヒザ十字で切り返すなど、初対決ながら高度な技術の攻防を見せる。
弟子のコミクが引退をかけて闘う大会で、負けられない昭和。試合序盤からラッシュを見せる。バーニングと同時にバックドロップレクイエムで勝負を決めにかかるが、これをまいどはクリア。場内からは大声援。まいどのハンマースローを脇固めで切り返すなど、テクニシャンぶりを見せる昭和だが、まいどがかわず落しをきっかけに反撃開始。打撃技に勝機を見出そうとする。

しかし昭和は負けじと延髄蹴り、そしてキックをキャッチしての裏アキレス腱と、まいどにペースを握らせない。勝負に出た本日2度目のバックドロップレクイエムが完璧に決まり、誰もが勝負あったと思ったその瞬間、まいどがカウント2.5でクリア! 場内からは大音量の重低音ストンピング。これでペースが狂った昭和は、まいどの打撃技をモロに食らってしまう。その後もまいどの激しい攻撃が続き、バックを取ってのジャーマンスープレックスホールドで勝負あり。
関西プロレスエースの実力を見せつけた。

T142 T141

○まいどオーキニ vs クラッチ昭和×
 (33分36秒 原爆固め)


第5試合 (メインイベント 負けたら即引退スペシャル)
キングコミク・バンディ vs ペギー・ボンバー

本日のメインイベント。
負けたら元日の神社にお参りし、絵馬とともにビジュアルメモリを奉納することになったこの一戦。

青コーナーから入場してきたペギーは、なんとマスクを取っている! そしてそのビジュアルはトミーボンバーと瓜二つであった。なんとペギーはトミーの弟だったのだ!! 驚きの場内の中、険しい表情のコミクが現れる。前回のTWINZ-0のタッグマッチで直接フォールを奪われているだけに、今日のこの試合は絶対に負けられない。

いよいよ運命のゴングが鳴った。
序盤はペギーが打撃で優位に試合を進める。ニークラッシャーからのバックドロップ、そしてチキンウイングフェイスロックで徐々にダメージを与えていく。コミクはパワーを活かした技で攻めたいが、ペギーにうまく切り返され、ペースを握れない。逆に逆片エビ固めに行くところを三角締めに決められ、ダメージを奪われる。

コミクは得意の3階からのヘッドバットで反撃するが、うまくかわしたペギーは首投げからのネック&アームブリッジで首にダメージを与えていく。そして引き続き食らったチキンウイングフェイスロックで、首のダメージが100%を越えてしまい、一気に追い込まれるコミク。なおも攻めてを緩めないペギーはニーリフトを連発で決める。

負けられないコミクはここで、怪物ジャーマンで意地の反撃を見せる。しかしラフファイトに切り替えたペギーが、ハンマースローからのキック、そして急所へのニードロップでコミクの戦意を奪うと、流れるように4の字ジャックナイフに固める。
これをコミクは返せず、一方的に攻め立てられたまま、無念の3カウントを聞くことになった。

T151 T152

T153 T154

×キングコミク・バンディ vs ペギー・ボンバー○
 (17分5秒 急所へのニースタンプ→4の字ジャックナイフ固め)


第5.1試合 (メインメインイベント 負けたら即引退スペシャル 3本勝負)
キングコミク・バンディ vs ペギー・ボンバー

実は主催者の手違いで、3本勝負だったものが前の試合では1本勝負で行われていたことが判明。
3本勝負に変更し、再度勝負が行われることになった。

1本目

序盤は、一度見たような記憶のデ・ジャブが浮かび上がる、打撃の応酬。
ペギーの三角締めが決まるもロープ際。ペギーのローリングクレイドルが決まるも、これもまだ決まらず。ペギーは得意のチキンウイングフェイスロックでコミクを攻め立てる。

そして記憶のデ・ジャブ4の字ジャックナイフが決まるも、これはクリアするコミク。一瞬場内を戦慄が走る。激しい打撃の攻防の中、ペギーがコミクをロープに振ってウェスタンラリアート。一気に勝負を決めた。

×キングコミク・バンディ vs ペギー・ボンバー○
 (11分54秒 ウェスタンラリアート→体固め)

2本目

本当の本当に後が無くなった、キングコミク・バンディ。体力ゲージは黄色からスタート。体力の消耗が激しいようだ。
2本目もペギーの激しい攻撃が続く中、場内からはコミクコールが響き渡る。グラウンドコブラを巧く切り返したコミクは、ペギーを場外へ叩き落す。そして華麗に宙を舞う、プランチャコンヒーロ! 場内から大声援を受ける。場外での乱戦が続く中、得意技パーティー・ザ・コミクがついに炸裂! ペギーに大きなダメージを与える。

リングに戻り、続けざまに攻撃するコミクを巧くかわして、バックからの八木山ペギーランドを決めるペギー。しかしこれをコミクはクリア。雄叫びと同時にコミクはネックハンギングツリーを豪快に決める。ペギーの激しい攻撃を胸を出して耐えるコミク。この辺りに意地を感じられる。そしてリフトアップスラムで豪快にたたきつける。

しかしペギーは、両足タックルからのマウントパンチを仕掛け、コミクの顔面に容赦ない攻撃を与えていく。後が無いコミクは打撃を耐えて必死の反撃。ロープに振ってからのキックで、トップロープをうかがう。そしてついに飛び出した、トップロープからのビッグバンクラッシュ!
しかしこれをギリギリでかわしたペギーはコミクを強引に引きずり起こして、渾身のパワーボムを炸裂させる。これを返す力はコミクにはもう残っておらず、ペギーボンバーが完全勝利を収めた。

さようなら、キングコミク・バンディ。

×キングコミク・バンディ vs ペギー・ボンバー○
 (19分03秒 パワーボム→エビ固め)
・ペギー・ボンバーの2-0でペギーの勝利

T15a T15b

T15c_1 T15d

T15e T15f

明くる、2004年1月1日の元旦。
キングコミク・バンディ選手の引退セレモニーがひっそりと行われ、神社にそのビジュアルメモリが奉納されました。

 Comic

~2004年 TWINZ-2へと続く~

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コメント

素晴らしい。

はやく復旧させねばな。

投稿: 暁AK | 2006年11月25日 (土) 07:54

暁さん
> 素晴らしい。

文章は再録だが、昔っから良くやるな(笑) 画像の取り込みがメンドイ。次は、史上もっとも危険なアングルのTWINZ-2です。

投稿: きめん | 2006年11月26日 (日) 00:26

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