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2006年12月27日 (水)

アングル2006/TWINZ-5~ドーム一致団結を襲う嵐~

~ドーム一致団結を襲う嵐~

大晦日開催が決定されたTWINZ。
その会場は 「鶴ヶ谷ドーム」 との発表がされた。

しかし現在TWINZの置かれた状況を考え、
 「時期尚早ではないのか?」
と言う声が、TWINZ内部、関係者、そしてファンからも上がった。

無我TWINZのメンバーが抜けた状況で、鶴ヶ谷ドームを埋めることが出来るのか? ファンを満足させられるカードを組むことが出来るのか?
仮にガラガラだったならば、そのときTWINZは…。

しかし、TWINZ関係者には、秘策があった。
これまで対立してきた、「MMR」 と 「全日本プロレヌ」 が合同興行と言う形式を取り、ドーム大会を盛り上げていくと言うのだ。
この発表に、誰もが度肝を抜かれた。なぜなら、MMRと全日本プロレヌは誰もが知る犬猿の仲、水と油の関係だからだ。

全日本プロレヌ代表として、会見に出席したトミー・ボンバーは、
 「今の時期に対抗戦をしてもしょうがない。これは交流戦」
と、余裕の発言で、集まったマスコミを煙に巻いた。

今回のTWINZ-5は、
 「レッスルツインズダム」
と言う副題が付けられた。

大会出場の決まった仙台ボーイズプロレスリング(通称:仙男)の代表:まいどオーキニは、団体内での出場選手を決めるべく、急遽仙男自主興行において、TWINZ-5出場選手決定トーナメントを開催することを発表した。

集まった選手、関係者は、大会の成功に確信を持っていたように見えたのだが…。

しかし、「交流戦」 と言う響きを嫌う者達も、当然のように現れた。
1人は、TWINZの絶対王者こと、「バイソンきまら新1号」 である。きまらは、
 「交流戦なんて言うやさしいものじゃない。俺様が出る試合はすべて対抗戦」
と、出場選手に対して、敵意をむき出しにした。

そして、もう1人。
テキサスから来日した 「やどかり太郎」 も、TWINZへのリベンジを果たすため、激しい憎悪をむき出しにしていた。やどかりの目には、昨年敗北を喫したきまらしか映っていなかった。

だが、気になることが一つあった。
やどかり太郎と同じ便でテキサスから来日した選手の中に、謎の 「覆面男」 の姿があったのだ。
この覆面男は選手なのか、それともマネージャーなのか?

復活への期待が高まるTWINZドーム興行に、静かに、しかし確実に嵐が迫ろうとしていた。

続く。

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