注:
年末恒例のドリームキャスト用ソフトジャイアントグラム2000の大会
「TWINZ」
の、データベース化を目論んだ、過去のアングル(煽り)のコピーかつ加筆、修正文書です。
分からない人は飛ばしてください。
また年末までの間、タイトルが
「アングル/」
で始まる時は、煽り文書時ですので、必要に応じてスルー下さい。
注2:
今回は「ハンパじゃなく長い」ので、読む際には注意してください。
~熱戦譜~
大会名 : TWINZ-2
開催日 : 2004年4月10日
▼第1試合『POISON ATTACK!(毒討伐!)』
U-15王者決定トーナメント1回戦~第1試合~(時間無制限1本勝負)
峨 武者羅 vs バイソンきまら新1号
記念すべき 「TWINZ-2ワールドトーナメント」 の初戦を飾るこの試合。
前回 「TWINZ-1」 で、タッグながらきまらにフォール負けを喫している峨武者羅としては、ここで借りを返したいところ。その意気込みがリニューアルした衣装からも感じ取れる。
開始早々、いきなり峨武者羅がデンジャラスバックドロップで先制する。しかしきまらもパンチを中心とした打撃で反撃し、試合は場外へ。
場外パワーボムをウラカンラナで切り返すなど、試合巧者ぶりを発揮するきまら。峨武者羅も関節技や細かい打撃で反撃を行う。きまらが場外へエルボースイシーダを放ち、峨武者羅の顔面を鮮血に染めていく。
峨武者羅も得意のエルボードロップで反撃開始。頭突きを中心に一気に攻め込もうとするも、きまらは得意の 『きまらエキス』 をちらつかせ、峨武者羅の動揺を誘う。
最後はパンチ攻撃で失神した峨武者羅を、きまらが押さえ込み勝利を奪った。
×峨 武者羅(16分50秒 顔面パンチ → 体固め)バイソンきまら新1号○
▼第2試合『VENGE? OR REVENGE?(復讐? 返り討ち?)』
U-15王者決定トーナメント1回戦~第2試合~(時間無制限1本勝負)
コミッカー・パンパン・ピカロ vs パラダイス太白
前回 「TWINZ-1」 ではMMR所属のクラッチ昭和を、関西プロレス所属のまいどオーキニが原爆固めで破っており、今回はその弟子同士の対戦。
師匠が負けているため負けられないピカロは、前半からストレッチプラムを仕掛けるなど、積極的な攻撃が目立つ。対する太白も、多くが最高レベルに達している打撃技を中心に、攻め立てていく。
太白は関節技やサソリ固めで、じわじわとピカロの体力を奪いに行く。ロープからもつれて場外に落ちた太白に対し、トペ・コンヒーロを放つピカロだが、これは寸前で太白にかわされる。
ここから太白のペースになり、リング内で一気に攻め込むも、ピカロが太白の技を全て受けきり、S.S.Dで逆転。続けざまに放ったパワフルビューティーで、一気に勝負をきめた。
○コミッカー・パンパン・ピカロ(24分50秒 パワフルビューティー → エビ固め)パラダイス太白×
▼第3試合『WORLD WIDE BATTLE(世界規模の戦い)』
U-15王者決定トーナメント1回戦~第3試合~(時間無制限1本勝負)
蛾珍子 vs フランソワー・ズモレシャン
蛾珍子は甘いマスクにゴージャスタイツと、女性ファンを魅了してやまないスタイルで登場。
対するフランス出身のズモレは、ペギー・ボンバーにその才能を見出された、空手が得意の選手。
奇しくもイケメン対決となった第3試合は、女性ファンの黄色い声援が飛ぶ中、行われた。
蛾珍子は中国に4000万人の会員を持つ、「蛾」一門の新人選手。しかし前評判とは裏腹に、ふらふらした試合運び。ショルダータックルで当たり負けて自爆するなど、場内に 「とんだいっぱい食わせもの」 の空気が流れ始める。
しかしローリングジャーマンでの反撃から空気は一転。ズモレのバーニングに対抗するようにバーニングするなど、きっちりとレスリングの出来る選手であることを証明する。
前半はやる気の見えない蛾珍子に、愛想をつかした感の合ったズモレだが、この辺りから実力を発揮。得意の打撃で攻め込むと、最後は相手の自爆を誘っての体固めで、順当に勝利を奪った。
しかし今大会1回戦で、もっとも声援を受けたのが蛾珍子であった事実は見逃せない事項であった。
×蛾珍子(17分49秒 自爆を誘う → 体固め)フランソワー・ズモレシャン○
▼第4試合『NEW GENERATION CAME!(新時代到来!)』
U-15王者決定トーナメント1回戦~第4試合~(時間無制限1本勝負)
ディープスナイパー vs オメガスキーム
フレッシュな顔合わせかつ、マスクマン同士の戦いとなった1回戦最終試合。
打撃や関節を中心とした技で攻め込むディープに対し、オメガはパワフルな技で攻め立てる。中盤、先に飛び技を出したのはオメガ。対抗してディープもダイビング技を狙うも、2度にわたりダイビングカウンターノド輪で切り返すオメガ。この辺りからもマスクマンとして双方の意地の張り合いが見受けられる。
ディープが垂直落下ブレーンバスターで勝負に出るも、オメガはそれを切り替えしてダイビングエルボー。そしてジャーマンスープレックスを決めるも、これはロープに逃げられる。
これで勝負の流れが変わったのか、ディープが関節技でスタミナを奪い、最後はパワーボムで勝負を決めた。
○ディープスナイパー(31分35秒 パワーボム → エビ固め)オメガスキーム×
▼第5試合『LEFT BISHOP(角行)』
U-15王者決定トーナメント準決勝~第1試合~(時間無制限1本勝負)
バイソンきまら新1号 vs コミッカー・パンパン・ピカロ
大会直前に盛岡市内で、きまら2号と祝杯中のきまら1号を襲ったと言う事実が明らかになったピカロ。
その恨みを晴らさんとするきまらが、師匠「あゆ」の下を訪れ、きまら新1号にパワーアップしたと言う因縁をもつ。
試合はそのきまらの怒りが爆発した。序盤から打撃に加えて、急所へのヘッドバッドと、ラフファイトでピカロを圧倒。対するピカロも、パワフルな打撃や絞め技で応戦するも、両手が「きまらエキス」にまみれたきまらのパンチを受け、体力を奪われてしまう。
ダブルアームのフェイスバスターや、危険な角度のバックドロップと、投げ技で反撃の機会をうかがうピカロだが、試合のペースはきまらが握ったまま逃がさず。
フェイスオープンし聖地 『きまランド』 へとピカロを誘うきまら。
その聖域での戦いの中、バーニングで反撃を試みるも、きまらの場外エルボー弾で顔面に大きなダメージを追ってしまうピカロ。何とかペースを握ろうと、1回戦を突破している得意のパワフルビューティーを見舞おうとする。
しかしきまらは、冷静にこれをウラカンラナで切り返し、カウント3を奪い決勝進出を決めた。
○バイソンきまら新1号(22分12秒 高角度後方回転エビ固め)コミッカー・パンパン・ピカロ×
◆第6試合『RIGHT ROOK(飛車)』
U-15王者決定トーナメント準決勝~第2試合~(時間無制限1本勝負)
フランソワー・ズモレシャン vs ディープ・スナイパー
前の試合で決勝進出を決めたきまらは控え室に戻らず、続けて行われた準決勝第2試合を、本部席で観戦。そばには、きまら2の姿も見える。
きまらーずの見守る中、決勝戦最後の枠をかけて、準決勝第2試合が行われた。
1回戦と変わって、積極的に攻めるディープ。試合開始早々ミサイルキックで試合の主導権を奪う。対するズモレも空手仕込みの打撃技で攻め立てていく。
相手のバーニング直後に自分もバーニングと、一歩も譲らない両者。ズモレは得意の打撃 『ジュテーム』 と 『ボンジュール』 でディープの体力を奪っていく。
追い込まれたディープは、キックを中心に反撃開始。そして隙を突いてのジャーマンで攻め立てる。ディープは打撃で追い込み、今度はタイガースープレックスでフォールを狙うも、これも決まらず。
先に仕掛けたのはズモレ。
得意の膝蹴り 『セルフィッシュニーアタック』 で追い込み、必殺のフェニックススプラッシュで勝負をかける。しかしこれをディープは、カウント1で返す脅威の精神力を見せる。場内大歓声。
しかしその後、打撃をかわされてから、後頭部への空手チョップをまともに受け、ディープ失神。カウント3を聞くこととなった。
準決勝第2試合はズモレが勝利し、決勝戦へとコマを進めた。
そしてこの直後、きまらーずが不敵に微笑みながら、控え室へと引き返していった。
○フランソワー・ズモレシャン(27分38秒 延髄空手チョップ → 体固め)ディープ・スナイパー×
▼第7試合『SPECIAL MATCH』
スペシャルマッチ(30分1本勝負)
ペギーボンバー、ミスターX 組 vs トミーボンバー、クラッチ昭和 組
前回TWINZ-1の後、行方不明になったペギー・ボンバー。
その後消息がフランスにて確認され、今大会直前に 「最高のパートナーを見つけた」 と宣言。
クラッチ昭和に対戦を要求する。
その対戦要求を受けた昭和も、「自分にとっての最高のパートナー」 を連れて行くと宣言。その昭和のパートナーは、かつて名勝負数え歌を繰り広げた、トミー・ボンバーであった。
ペギーのパートナーは 『ミスターX』 と発表されていたが、当日流れたテーマ曲と入場してきた選手に、場内のファンは固唾を飲んだ。
前回TWINZ-1で、『負けたら即引退』 と銘打たれた試合でペギーに敗北し、2004年1月1日に引退したキングコミク・バンディが現れたのだ。
TWINZ-1コミク引退奉納動画:「comic.wmv」をダウンロード(wmv形式/約4MB)
場内は割れんばかりの大歓声。
コミクは、153kgあった体重が40kg近く減少。「絞った」 と言うより 「やつれた」と言う印象。しかしそんなコンディションでも、得意の 「パーティー・ザ・コミク」 を叩き込んでいく。
試合はコミクvs昭和の師弟対決、ペギーvsトミーの兄弟対決と、見所満載のまま進んでいく。しかしこの4人の試合では、やはり30分では時間は短すぎた。昭和/トミー組が優勢のまま、時間切れのゴングとなった。
ペギーボンバー、キングコミク・バンディ 組(時間切れ引き分け)トミーボンバー、クラッチ昭和 組
復帰戦を白星で飾れなかったコミクはガックリとうなだれたが、場内からは暖かい拍手が巻き起こった。
そして試合後ペギーがマイクを取り、コミク復帰の経緯を語った。
~試合後のマイク~
ペギー:
今日の僕のパートナーは、キングコミク・バンディ選手です(場内大歓声)
コミク選手を引退させたのが僕なら、復帰させる権利も僕にあるはずです。皆さん違いますか?(場内歓声)
コミッショナーが何ていうか分かりませんが、彼はこの3ヶ月、神社で耐えたんです。こんなタフなレスラー、見たことないですよ。
どうです、コミッショナー。コミク選手の復帰を、認めてもらえませんか?
コミッショナー:
いいでしょうわかりました(場内大歓声)
キングコミク・バンディ選手の、TWINZ復帰を認めます(場内大歓声)
コミク:
ありがとう!!
その後ペギーがいつもの合言葉 「お前ら」「双子だ」 で締めた。
ペギーマイク動画:「twinz2_mc.wmv」をダウンロード(wmv形式/約5MB)
▼第8試合『THE KING OF TWINZ(双子王)』
U-15王者決定トーナメント決勝戦(時間無制限3本勝負)
バイソンきまら新1号 vs フランソワー・ズモレシャン
きまらのセコンドには、きまら2がついた。
対するズモレのセコンドには、1回戦と準決勝で当たった蛾珍子、ディープの姿が見える。
試合を通じて、感じるものが合ったのであろうか?
そして、選手関係者が見守る中、初代U-15h王者を決める、ワールドトーナメント決勝戦のゴングが鳴った。
~1本目~
序盤は激しい打撃技の応酬で幕を明けた。
舞台を場外に移しても、2人の打撃の応酬は止まらない。しかし、場外戦ではやはり試合巧者のきまらが有利。試合を優勢に運んでいく。序盤から顔面に激しい攻撃を受けたズモレは、早くも悶絶。その隙を逃がさず、きまらエキスを注入しようとするきまらだが、これは寸でのところでズモレがかわす。
そしてバーニング後、セルフィッシュニーアタックできまらを追い込む。
打撃で優位に試合を進めるズモレだが、これはきまらの罠だった。
不用意に起こしに来たズモレに、起き上がりざまに急所打ちを見舞うきまら。その直後、バーニング技 「悪魔の爪」 で、ズモレの顔面に鉄の爪を食い込ませ、1本目を奪った。
○バイソンきまら新1号(15分9秒 体固め)フランソワー・ズモレシャン×
~2本目~
後のなくなったズモレ。
しかし臆することなく、得意のヒザをきまらに叩き込んでいく。セコンドからは、蛾珍子も檄を飛ばしている。キングコングニーでダメージを与え、バーニング直後のセルフィッシュニーアタックで、一気に速攻勝負。
ズモレが2本目を奪った。
×バイソンきまら新1号(8分4秒 体固め)フランソワー・ズモレシャン○
~3本目~
2本目を取られて頭に血が上ったのか、激しいラフファイトで攻め立てるきまら。
ズモレの顔面に狙いを定めて、攻撃を集中させていく。顔を抑えて苦しむズモレ。しかし場内のズモレコールに後押しされるように、反撃開始。得意のジュテームで、きまらを攻め立てる。
しかしきまらは、いなすようにズモレを場外へ。そしてここで戦慄の場外ペティグリーを決める。
悶絶するズモレ。
場内に戻った直後、一瞬の隙を突いて延髄切りで反撃するズモレ。しかし舞台は再び場外へ。
場外戦で激しく殴りあい、蹴りあう両者。ともに精神力の戦いの様相を呈してくる。
そしてリングイン後、最後の気力を振り絞ってバーニングするズモレ。きまらのペティグリー狙いをショルダースルーで切り返すと、勝負どころと見たか、コーナーからのフェニックススプラッシュを敢行。
誰もが決まったと思ったその瞬間、きまらの立てたヒザがズモレの腹部に食い込む。剣山だ!
腹部を押さえ、悶絶するズモレ。そんなズモレをあざ笑うかのようにバーニングするきまら。そして痛めている顔面を、すかさずペティグリーで狙い撃ち。
これを返す力はズモレには残っておらず、きまらが決勝戦を2-1で勝利し、初代U15-h王者に輝いた。
○バイソンきまら新1号(17分5秒 体固め)フランソワー・ズモレシャン×
2-1でバイソンきまらの勝利。
初代U15-h王者に認定される。
そして、戦いの舞台はTWINZ-3へ。
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