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2006年12月25日 (月)

アングル/TWINZ-4熱戦譜(2005年試合結果)

注:
年末恒例のドリームキャスト用ソフトジャイアントグラム2000の大会
 「TWINZ」
の、データベース化を目論んだ、過去のアングル(煽り)のコピーかつ加筆、修正文書です。
分からない人は飛ばしてください。

また年末までの間、タイトルが
 「アングル/」
で始まる時は、煽り文書時ですので、必要に応じてスルー下さい。

~熱戦譜~

大会名 : TWINZ-4 「~DESTINY~」
開催日 : 2005年12月31日

▼第1試合(時間無制限1本勝負)
ラリ@殺法 vs パワーボム殺法(レフェリー:藤波辰爾)

TWINZ-4のオープニングマッチとなったこの試合。
かつて、日本中のゴールデンタイムを席巻し、お茶の間を沸かせに沸かせた2人の対戦。TWINZの現場監督となったラリ@殺法と、TWINZゲートの顧問に就任したパワーボム殺法の、時代を超えたイデオロギー対決が実現した。

両名の得意技が序盤から炸裂する激しい試合。ラリ@は得意のラリアット、サソリ固めでパワーボムにダメージを与えていく。パワーボム殺法は、延髄切り、53歳で反撃していく。
どちらも出し惜しみ無しのこの試合は、ラリ@が短時間で勝負を決め、ハイスパートレスリングにふさわしい内容となった。

T4a1 T4a2

T4a3 T4a4

○ラリ@殺法(15分08秒 ラリアット → 片エビ固め)パワーボム殺法×

▼第2試合:三軍対抗・ハンドル剥ぎデスマッチ1回戦(時間無制限1本勝負)
ペ・ヤング VS ジュッテイム (レフェリー:モリ)

三つ巴の大将同士の対決となった、ハンドル剥ぎデスマッチ。
1回戦はMISCの大将・ペ・ヤングと、テイム亭の大将・ジュッテイムの戦い。この試合も含めて、2試合続けて負けてしまうと、ハンドル名を失ってしまうことになる。

両者共に、この日のために新調したリングコスチュームでのリングイン。
黄色と白のコントラストが、ブルーのマットに映える。序盤は両者共に探りあい。細かな打撃技や、ヘッドロックなど、重厚なレスリングで試合を組み立てていく。
ジュッテイムは、バックブリーカーやマウントパンチなどで攻め立てるも、ペ・ヤングも得意の「ソースはいかが?」で反撃していく。

しかし試合は、打撃戦の攻防の中、延髄へのラリアットであっさりとジュッテイムが勝利。
完全決着を望んだ場内からは、ブーイングが飛び交った。

T4b1 T4b2

T4b3 T4b4

×ペ・ヤング(13分30秒 延髄へのラリアット → 体固め)ジュッテイム○

▼第3試合:U-15h選手権挑戦者決定戦(時間無制限1本勝負)
パラダイス太白 vs やどかり太郎(レフェリー:マッコイ先生)

チャンピオン・バイソンきまらへの挑戦権をかけたこの試合。
テキサス州ダラスからTWINZに名乗りを上げたのは、マッコイレスリングの秘蔵っ子・やどかり太郎。対するは、関西プロレスから登場の、パラダイス太白。

ともにTWINZ初試合となる両名だったが、序盤から激しい戦いを繰り広げる。
パワーでは勝る太白が、キックや投げ技でダメージを加えるも、太郎は丸め込みや脇固めで、徐々に太白の動きを止めていく。

試合終盤、太郎はきまらを意識したのか、アイアンクローを見せていく。かつて、ダラスを席巻したフリッツ一族の魂は、この若武者にも宿っているのか。太白は、右腕殺しの「『離せ』『まあ落ち着け』」で、太郎にギブアップを迫るも、これは決め手にならず。
太郎がフライングボディプレスから3カウントを奪い、きまらへの挑戦権を獲得した。

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×パラダイス太白(33分52秒 フライングボディプレス → 片エビ固め)やどかり太郎○

▼第4試合:三軍対抗・ハンドル剥ぎデスマッチ2回戦(時間無制限1本勝負)
きめん・ザ・ビューティー vs ペ・ヤング(レフェリー:モリ)

第2試合で敗北し、後の無くなったペ・ヤング。ここで連敗を喫すると、ハンドル名を失ってしまう。
序盤から積極的に攻める、ペ。普段とは違い、前へ前へと出る力強いスタイルだ。序盤から中盤にかけては、ペが優勢。締め技を巧みに使い、きめんのスタミナを奪っていく。

ペ・ヤングは蛾珍子と学友のため、珍子得意のタックルをペも巧みに使いこなしていく。
試合終盤、ペは「ソースはいかが?」でギブアップを迫るも、きめんは何とかロープに逃れる。きめんはスワンダイブ式ミサイルキックなど、空中技で反撃していく。
ペに右ひじを執拗に痛められ、ダウンを奪ってもフォールに行けないほどだったきめんだが、隙を突いたグランド曼荼羅捻りからすかさずフォール。3カウントを奪った。

これにより、三軍対抗戦はMISCが敗戦。大将のGatchがハンドル名を奪われることとなった。

T4d1 T4d2

T4d3 T4d4

○きめん・ザ・ビューティー(26分31秒 グランド曼荼羅捻り → 体固め)ペ・ヤング×

▼第5試合:スペシャルシングルマッチ(時間無制限1本勝負)
片桐彩子 vs 虹野沙希(レフェリー:藤崎詩織)

昨年に引き続き行われた、スペシャルシングルマッチ。
今年は、TWINZ1英語が堪能と言われている片桐彩子と、TWINZ1根性があると選手間で言われている虹野沙希の試合が組まれた。

この日のために新調されたリングコスチューム。片桐は芸術家肌を感じさせるアートなマスクを身に着け、虹野は全身レインボーカラーのタイツ。場内をときめき色一色に染める。
片桐は試合序盤から「そう不安…(ソーファン)」を炸裂させ、主導権を握る。対する虹野も強烈なチョップ「お弁当食べて!食べて!」で反撃していく。

片桐は虹野の隙を突いて、「O・I・C(オーアイシー)」を決めていく。場内のボルテージは最高潮。
虹野は豪腕「食べて欲しいから心を込めて」を繰り出すことが出来ず、ここが勝負の分かれ目。片桐がローリングクラッチホールドで丸め込み、スペシャルマッチに終止符を打った。

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T4e3 T4e4

T4e5 T4e6

○片桐彩子(31分40秒 前方回転式エビ固め)虹野沙希×

▼第6試合:セミファイナル(時間無制限1本勝負)
ディープ・スナイパー vs 蛾珍子(レフェリー:チンコ)

セミファイナルで組まれたのは、昨年メインできまら相手に敗れたディープと、TWINZの人気者・蛾珍子。
前評判の高かったこの試合だが、残念ながらスイングするまでには至らず。これは、両者が共に、
 「メインを食ってやろう」
と言う意識が高すぎたために、空回りしてしまったのではないか?
両者共に攻め込むも、なぜか決め手を欠いた展開になってしまう。

逆に言うと、対戦相手のことを知りすぎているがために、瞬間的に技を先読みしてしまうレスラーの性(さが)が出た試合と言うべきか。得意技もうまくリバーサルされてしまい、なかなかフォールを奪うに至らない試合は、ディープがジャーマンスープレックスで珍子を振り切った。

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○ディープ・スナイパー(46分36秒 原爆固め)蛾珍子×

▼第7試合:メインイベント・U15h選手権試合(時間無制限3本勝負)
バイソンきまら新1号 vs やどかり太郎(レフェリー:島田伸介)

きまらへの挑戦権を獲得したのは、この日第3試合でパラダイス太白を破った、やどかり太郎。
くしくも2005年のメインイベントは、「きまらエキス」と「鉄の爪」が争う試合となった。

T4m1 T4m2

~1本目~

序盤は静かな立ち上がり。初のTWINZメインにも、緊張の色は無い様子の太郎。対するきまらはいつもと変わらず、得意の急所攻めなどで太郎の攻撃の流れを断ち切る。
中盤までは互角の攻防が続いたが、試合が動いたのは終盤。

場外へのエルボースイシーダ、場外ペティグリーで、太郎の顔面に集中攻撃を見舞うきまら。そして、早くも「きまらエキス注入」。太郎が顔面を抑えて悶絶する中、きまらは必殺の「きまらっか」で勝負を決めにかかる。
しかし、これをカウント2.98でクリアした太郎は、きまらの一瞬の隙を突いて、掟破りの逆「悪魔の爪」をきまらに喰らわせる。
このまま太郎がきまらを抑え、1本目を先取した。

T4ma1 T4ma2

T4ma3 T4ma4

×バイソンきまら新1号(26分06秒 悪魔の爪 → 体固め)やどかり太郎○

~2本目~

優勝したTWINZ-2、初防衛したTWINZ-3と過去の試合はすべて先勝してきたきまら。先にフォールを奪われたのは初めてのことである。
これで流れが狂ったか、きまらの攻めはチグハグな印象。いつものような迫力が無い。対する太郎は顔面ダメージ100%を突破。顔面を鮮血に染めながらも、きまらの攻撃に耐えていく。

それでも譲らないところは、きまらたる所以か? バックを奪い、スープレックスに持ち込み勝負をかけようとした太郎に急所攻撃。さらに急所へのヘッドバッドで、男性ファンに悲鳴を上げさせる。
太郎はバックブリーカーできまらの腰を破壊することに成功。なおも攻め立てようとするも、鉄の爪はきまらが決めさせず。反対に太郎もきまらエキス注入は、喰らわず。
最後は冷静さを取り戻したきまらが、ペティグリーからの体固めで、2本目を奪った。

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T4mb3 T4mb4

○バイソンきまら新1号(33分22秒 ペティグリー → 体固め)やどかり太郎×

~3本目~

消耗戦となった、TWINZ-5のメインイベント。
太郎は顔面を、きまらは腰を痛めながらの、激しい戦いが続く。精神的には優位なきまらが、中盤に「悪魔の爪」で太郎にフォールを迫るも、これを太郎はクリア。
しかし、その後遂に「きまらエキス注入」を喰らってしまう。悶絶する太郎。最後の気力を振り絞り、バーニング。そして、この日2度目の掟破りの「悪魔の爪」がきまらに炸裂。

両者共に必殺技を出し尽くしたその戦いは、太郎の攻撃を受けきったきまらが、顔面パンチからの「きまらっか」で3カウントを奪い、大晦日の夜を締めて見せた。

T4mc1 T4mc2

T4mc3 T4mc4

○バイソンきまら新1号(37分41秒 きまらっか → 体固め)やどかり太郎×

2-1でバイソンきまら新1号の勝利。
きまらがU15-h選手権2度目の防衛に成功。

きまら時代に終わりを告げるのは誰だ?
激闘は、TWINZ-5へ。

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