思い出/ウルトラマンタロウOPの歌
ウルトラマンタロウは、おちゃらけ路線が反発を食らってウルトラファンからはあまり好まれていないが、子供の頃は普通に見ていたので僕はそんなに苦手ではない。
まあ、いま見るとやっぱりひどいんですが。
まずは、そんなウルトラマンタロウのOPをご覧ください。
名曲ですね。
武村太郎さんと少年少女合唱団みずうみの皆さんのハーモニーが見事なOPです。
僕は幼少時、ウルトラマンタロウのOPを歌うことが多かった。
そして歌うと、必ず姉にダメ出しをされた。
「どうして声が変わるの? そのまま歌いな」
この「声が変わる」と言うのは、サビの部分の
「♪な~にかが 地球ぅ~に せぇ~ま~ぁる~ぅと~き~」
のことを言うのだが、幼少時の僕はOP通りにこのサビの部分にきたら、突然声を1オクターブ上げて歌っていたのだ。
物心つかぬ子供の、なんと言うこだわりか!
しかし、このこだわりが周囲に認められることは無かった。
何回歌ってもサビの部分にダメ出しをされることに嫌気がさしたきめんは、同じトーンのままサビの部分を歌った。
「なんだ歌えるじゃん。絶対そっちのほうがいいって」
いくら褒められたとて、こだわりを認められずに妥協した歌のほうを褒められたのでは、たとえ子供であっても納得できないだろう。
そのことが子供心に深く傷として残り、結果、あんなに毎日のように歌っていたウルトラマンタロウのOPを歌わなくなり、早30年。
もう、声変わりで低くなってしまった声では、みずうみのパートを歌い上げることはできないだろう。
そんな思い出。
なぜ突然?
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