短編小説(超長文)/MHP2G/Ki-Men的狩猟生活~外伝~ 第七話 ハンター総突撃(後編/PC推奨)
注:
もう2度と(以下略)
超長文! 携帯大注意!!
苦手な方はスルーのほど。
素人の文章ゆえ、乱筆乱文はご容赦。
厨ニ病要注意!
前作:短編小説(超長文)/MHP2G/Ki-Men的狩猟生活~外伝~ 第六話 ハンター総突撃(中編/PC推奨)
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村民にカレーを配り終えたKi-Menは、自分も遅い昼食をとり始めていた。
カレーを食べつつも考えるのは、次のウカムバス帝国の出方だ。
「問題は、ラージャ将軍が次にどう動くかだな」
ウカムルバス皇帝No.1の側近、ラージャ将軍の動き次第で今後の戦い方も変わってくる。
「ラージャ将軍がどんな戦いを仕掛けてくるかは分からない。だが、僕は負けるわけには行かない。村のみんなのためにも」
Ki-Menは思いを強く誓うのだった。
そのとき。
「兄貴ぃーっ!!」
霞のdokuがものすごい形相で駆け込んできた。
「霞のdoku! どうしたんだ!?」
「モ、モンスターが、ハンター狩りを!」
「ハンター狩りだって?」
その言葉に急いで村に駆けつけると、モンスターが村中を蹂躙していた。
ギアノスがつばを吐き、ファンゴが走り回り、ガミザミが地中から襲う、モンスターの巣窟と化していた。
Ki-Menは霞のdokuと協力し、片っ端からモンスターを倒していく。
あらかたモンスターを倒したそのとき、先輩ハンターに連れられて集会所のお姉さん(G級)がやってきた。
だが、その表情は一目見て分かるほど暗い。
「集会所のお姉さん(G級)、いったいどうしたんだ? まさか!?」
「Ki-Menさん…私を守ろうとして、パパとママが…」
「叔父さんと叔母さんが?」
「敵はウカムバス帝国最強のモンスター、ラージャ・ミドラ(激昴)だ。」
「今はVスリャーとシラターマンが戦っているが、防ぎきれるかどうか」
全員が集会所のお姉さん(G級)を慰め、今後の戦略を練ろうとしていたそのときだった。
「「うわあぁぁーーっ!!」」
2人のハンターが同時にアイルー台車に乗せられて転がり込んできた。
「1おつ!」
「2おつ!」
太刀使いの先輩ハンターは、おつ宣言もそこそこにKi-Menに話しかける。
「Ki-Menくん、ラージャ・ミドラが!」
「ラージャ・ミドラ?」
そこに咆哮が響き渡る。
Ki-Menが振り向くと、ラージャ・ミドラが1歩、また1歩と近づいてきていた。
「ラージャ将軍!」
「Ki-Men、余は貴様に1対1の勝負を所望する」
「1対1だって?」
「無茶だ! ガードもない近接の双剣で、ラージャ将軍と戦うなんて!」
前に出ようとする先輩ハンターたち。
しかし、Ki-Menはそれを両手で制した。
黙ってうなずくラージャ・ミドラ。2人はその場を離れ、火山帯へと移動した。
「Ki-Men、貴様に倒されたティガ、ラオシャンロンの恨みを思い知れ!」
先手を取ったのはラージャ・ミドラだ。
激しく両手を振り回し、Ki-Menを追い詰める。
隙を見て回避行動でラージャ・ミドラの背後を取るKi-Men。しかしラージャ・ミドラはジグザグジャンプで距離をとり、口から光弾を吐く。
辛くも交わすも、ラージャ・ミドラは攻撃の手を緩めない。
回転しながらKi-Menに迫り、襲い掛かる。
「Ki-Men、お前もあの人間のようにあの世に送ってくれる!」
「! 貴様が叔父さんと叔母さんを? おのれ、貴様だけは絶対に許さん!」
鬼人化ポーズを取るKi-Men。
両腕が頭上で交差するとき、双剣使いは人の身でありながら鬼へと変貌する。
「俺は太陽の狩人、Ki-Menハンターブラァッ!ギザミX!!」
「!」
「ウカムバス帝国最高司令官にして最強モンスター、ラージャ・ミドラ! 貴様たちにポッケ村は渡さん!」
広いんだか狭いんだか分からない世界観の中で、全てを背負ったKi-Menの怒りが爆発する。
双剣の切り払い。しかしそんな攻撃をラージャ・ミドラは豪腕で振り払っていく。
「うわぁ!」
吹き飛ばされるKi-Men。パワーの差は歴然だ。
だが今のKi-Menには、その差を埋めるだけの激闘の記憶がある。
「モノブロX、ロボハンター! ボルティックシューター!」
一撃に差があるならば、こちらは数を当てればいい。
ヘビーボーガンで狙いを定め、ラージャ・ミドラに貫通弾の雨を降らせる。
しかし。
「ガアァァーーッ!!」
「うわああぁぁーーっ!!」
ラージャ・ミドラのビームブレスは、ロボハンターのシールド付ヘビーボーガンをたやすく貫いた。
ガンナーでシールド強化をつける者など、いるはずはない。
互いに貫通弾を打ち合うなら、威力の高いほうが勝るのは自明の理である。
深いダメージを追い3おつ必至のKi-Menに、ラージャ・ミドラが上空からローリングアタックで止めを刺しに来る。
危ない、ロボハンター!
ドゴォォーーン!!
「ぬぅ!」
間一髪、Ki-MenはオウビXバイオハンターに変身。回避性能+2でラージャ・ミドラの攻撃を回避することに成功した。
虚を付かれたラージャ・ミドラに、怒りのバイオブレード(と言う名の気刃斬り)が炸裂!
ラージャ・ミドラの角が宙に舞う。
「おのれ、Ki-Men!」
「ラージャ・ミドラ、いやラージャ将軍! 邪悪な皇帝に仕えたのが、お前の不幸だ!」
ギザミXに戻ったKi-Menの鬼人乱舞が炸裂!
ついにラージャ・ミドラは脚を引き釣り出す。
体力を奪われたラージャ・ミドラは、激昴から金色、そして黒毛へと戻っていく。
動きの鈍ったラージャ・ミドラに、双剣の斬り払いで追い討ちをかける。
ラージャ・ミドラは今まさに、その生命活動を途絶えようとしていた。
「Ki-Menよ、よくぞ私を倒した。だが覚えておくがいい。いかにお前でも、ウカムルバス皇帝には勝てぬぞ」
捨てゼリフを残すとともに、地に崩れ落ちるラージャ・ミドラ、いやラージャ将軍。
四天王を倒し、ついにKi-Menはウカムバス皇帝の総本山に挑むことになった。
~次回予告~
なぜかウカムルバス皇帝は、自分の本拠地へとKi-Menを招き入れるのだった。
果たして真の平和を取り戻すことが出来るのか?
次回「輝ける明日」
ぶっちぎるぜっ!
Ki-Men的狩猟生活~外伝~ 第八話 輝ける明日へ
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