ゲーム/ごっこ遊び
プロレスファンは、基本的にプロレスラーの使う技、動き、しぐさ、しゃべり、そのほとんどをコピーすることが出来る。
だがそれはしょせん、技の本質を伴わない「ごっこ遊び」だ。
なぜジャンボ鶴田のバックドロップは落とす瞬間に右足が浮き上がるのか
長州力の普段使うサソリ固めと、10.9安生洋二戦のロックの違いはなにか
三沢光晴が川田利明戦にだけ封印を解く120%エルボーはなんなのか
秋山準のエクスプロイダーの相手に合わせた角度の違いとはなにか
幾度となく試合を見ることで、プロレスファンはその違いに気づく。
世に言う
「違いのわかる男」
の誕生である。
もっともその違い、本質がわかったところで、それを「ごっこ遊び」に加えるようなことがあれば、大事故、大事件につながるのは間違いないのだが。
かつて「ハドソンキャラバン」と言う真夏のイベントあり。
たった2分、たった5分に、子供たちは己の全てをかけて暑い夏を駆け抜けた。
そして、20年、25年の時を越えて、未だにキャラバンソフトで遊ぶ、大きな子供たちあり。
「高橋名人の真夜中のゲーム大会」で、人のプレイを見ていると、無性にそのゲームで遊んでみたくなりますよね。
自分の得手不得手関係なしに。
とりあえず、大会中にでかい風船打ち上げたので、ささやかなところから準備を始めましょうかと、10数年ぶりに復活させたマイPCエンジン。
うーん、黄色い。
ファミコンですら裸足で逃げ出すほどの黄色さ。これが高校以来、20数年を数えるPCエンジンCD-ROM^2の概観。
郵便局の年賀状配達のバイト料をもらったその足で、南町通りのファミコンショップ「θ(シータ)」にチャリで買いに行ったものさ。
「うる星やつら~stay with you~」
と一緒に。
「ゲームがアニメと同じ声でしゃべる!」
って衝撃を受けたものさ。
でまあ、PCエンジンのキャラバンソフト。
「ス-パースターソルジャー」と「ファイナルソルジャー」を購入して、WiiのVCではなく、PCエンジン実機でプレイしてみたのですがね。
SSSは51万、FSは72万がせいぜい。
52万? 78万?
バカを言いなさるな。
違いのわからない、本質を見抜けない常人のプレイなど、いくら戦士のプレイを何度も見て真似てみたところで、
「キャラバンごっこ遊び」
がせいぜい。
きめんの120%エルボーが飛び出す日は、まだまだ来なさそうである。
でも世の中、「ごっこ遊び」が一番楽しかったりもするのよね。
その辺もまた面白い。
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