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2017年3月27日 (月)

プロレス/今さらプロレス総選挙のお話(超長文)

※ 超長文注意

すでに2週間以上開いてますが、3/12にテレビ朝日で、
  「史上初!現役・OBレスラー200人&ファン1万人が選ぶプロレス総選挙」
と言う企画がありまして。

当初はこれが夜9時からの放映予定で「プロレスがゴールデンタイムに!」と心躍らせたものの、その前に放送されていた野球大会WBCが、なぜか夜7時の開始。
テレビ中継ではなく試合が。
当然夜9時までに終わるわけはなく、しかも勝てそうな場面で則本が打たれて延長になったおかげで、ゴールデンどころか放映開始が「深夜0時過ぎ」になるという顛末。

これには新旧プロレスファンが大いにガッカリし、僕も「テレ朝の編成無能」とつぶやきましたが、恐らくこれは規定事項。
なぜなら「プロレスは数字が取れない」と言う見込みで、深夜にずれ込むのは当初から予定通りだったのでしょう。0時過ぎは予想外だったかもですが。

さて、放映された内容ですが、まずは総選挙の順位から先に見てみましょう。

1.アントニオ猪木
2.ジャイアント馬場
3.初代タイガーマスク
4.オカダ・カズチカ
5.力道山
6.棚橋弘至
7.ジャンボ鶴田
8.獣神サンダー・ライガー
9.三沢光晴
10.スタン・ハンセン

11.長州力
12.武藤敬司
13.小橋建太
14.天龍源一郎
15.ケニー・オメガ
16.橋本真也
17.蝶野正洋
18.ハルク・ホーガン
19.真壁刀義
20.アンドレ・ザ・ジャイアント

このランキングに関して「自称プロレス詳しい人」たちが、「真壁がアンドレの上はおかしい」とか、「オカダが鶴田や三沢より上なのは納得いかん」とか、いろいろ安い文句をつけるのが散見されましたが、まあ落ち着けと。

まずこれは「テレビ朝日」の企画だということ。

これが日本テレビやTBSの企画ならまた違った並びになることは間違いない。
ただ「ワールドプロレスリング」中継局の企画なので、ある程度そちら側に寄るのは当然ではないかと。

また、会場のお客さんの声を聞いたのであれば、「今のファン」の投票が反映された結果なのだろうと。
そうなれば、ケニーがいるのも理解できるし、真壁はスイーツキャラもあるがインディー選手からの支持もありそうだし、上位に食い込んでも理解はできる。

むしろ、亡くなって早24年が経過し、それでもなおランクインするアンドレの凄さの方が驚異的ではなかろうか。現在現役でアンドレと戦った経験のあるレスラーはほとんどおらず、生でアンドレを体感した世代が少なくなっているにも関わらずだ。

プロレスファンはめんどくさいので、「イデオロギー」とか言う響きが大好きだから、
 「出されたものに対して否定する俺カッコいい」
みたいなところが無くも無い。
確かに僕も若い頃はそうだった。

ただ、もうこれ書いてる僕も、だいぶいいおっさんなのでね。そういうのはめんどくさい。だからランキングを尊重しつつ、
 「ランキングに入っていないあのレスラーもスゴいんだよ」
ってのをちょっと取り上げてみたい。

きめんが何も見ずに、脳内で反芻したプロレスの記憶の中で浮かび上がったのは、大体この辺。


・藤波辰爾

みんなのアイドル炎の飛龍。
かつてテンルーがインタビューの中で、「マット界でドラゴン○○と名前の付いた技の多さ」を絶賛してたことがありまして。
ドラゴンスープレックスに始まり、スクリュー、スリーパー、ロケット、レッグロールクラッチ、リングイン等々。
あと名勝負製造機。
一連の長州戦や伝説の前田戦、橋本の猛爆を受け切ってグラウンドコブラで仕留めて「甘い」とかね。
マッチョドラゴンとか活舌悪いとか飛龍革命とかこんにゃく社長とか、最近はネタキャラ化してるけれども。

三沢光晴 潮崎豪 vs 藤波辰爾 西村修(NOAH vs 無我) 1/3


・前田日明

やはり押さえておきたいUの系譜。
UWFでプロレス界に一大ブームを巻き起こし、リングスでは世界規模の格闘ネットワークを構築した、プロレスと格闘技両面での功労者。さすがは新格闘王。
ちょっとトラブルが多いけれども、そのガタイのデカさと迫力は、まさに強い怖い時代のプロレスラーの1人と言える。
当時のリングスのストイックな戦いがいまいち理解できてなかった、当時の自分を殴りに行きたい。


・佐々木健介

TAKE THE DREAM
新日時代は長州の手下、いいなり。筋肉自慢のくせに外国人にはパワー負け。Uインター対抗戦では垣原に負け、大仁田には炎攻撃を喰らい、単なる若手いびりの内弁慶かと。
挙句WJへの移籍騒動と、まあいいとこなくて本当に嫌いなレスラーだったのだが、WJを辞めてからDDTの後楽園大会に、自分のオマージュレスラー・藤沢一生のピンチに駆け付けた辺りから評価が裏返る。
闘龍門ではフロリダブラザーズで弾け、そしてノア東京ドーム伝説のの小橋戦。壮絶な200発を超えるチョップ合戦は未だに語り草。生で見られてよかった。
団体名は健介オフィスのままで良かったのに。


・中邑真輔

番組内で言っていたように、棚橋は間違いなく新日本プロレスを守った。
それが内的に守ったと言うのであれば、中邑は外的に新日を守ったと言っていい。
猪木は昔、格闘技界を食い物にして新日を大きくしたが、2000年代に入ると、気が付けば新日がK-1、PRIDEなどの格闘技イベントに食い物にされていた。
そんな時代に、大舞台でイグナショフに勝った中邑に救われた新日ファンは多かったはず。最初の対戦の無効試合のアレが後味悪すぎたのもあったし。
デビュー直後は特別扱いされすぎて、高山から最年少でIWGP獲得した時も「えー」な空気が凄かったが、クネクネしてからのブレイクっぷりは凄まじいものがありましたよ。


・桜庭和志

日本が誇ったIQレスラー。
PRIDEでのグレイシーとの一連の抗争は最高に面白かった。ホイス戦でのストロングマシンのマスクの入場シーンは、末永く語られるべき。テレビ中継見てて入場シーンで「やったー!」と叫んだのは、恐らく人生で唯一。
シウバには負け続けてしまったものの、プロレスラーとして常に絵心のある試合を総合のリングで魅せてくれたことは素晴らしい。
プロレスラーは本当は強いんです!

PRIDE GP 2000 5.1 桜庭和志×ホイスグレイシー ROUND1


・ハヤブサ

ジュニアの祖が藤波で、初代タイガーが世間まで知らしめ、ライガーがさらに深化させたところに、ハヤブサは衝撃をもって登場。
当時少なかった和風のいでたちに美しい空中技の数々は、新しい時代の到来を予感させた。
まだメジャーとインディーがはっきりと格付けされていた時代に、全日参戦。新崎人生とアジアタッグを奪取したのは快挙だった。
フェニックス、ファイヤーバードのスプラッシュや、オリジナルのファルコンアローなど、後進へ与えた影響も絶大だった。
亡くなられてもう1年ですか。


・CIMA

まだ闘龍門が団体として機能する前の、みちプロへの参戦時の頃からとにかく新しかった。
自分が見てきたプロレスとは違う何かを目の前で見せられてるカルチャーショック。動きも独特ならば、使う技のほとんどがオリジナル。
見ていて飽きない、次は何をしでかしてくれるのかと言うワクワク感があった。マイクもうまいしね。
ドラゲーになってからはトンと見ておりませんが、ファーストインパクトのデカさを重視。


・ザ・グレート・カブキ

アメリカで大成功した日本人レスラーの中でも、ペイントに毒霧というアイデアを生み出した功績がデカい。
東洋の神秘ってコピーの響きもまたいいよね。
人気絶頂の折に日本に帰されたから、普通に馬場さん批判とかしちゃうところも素晴らしい。
プロレススーパースター列伝とプロレススターウォーズの両方で活躍してるのもポイント高い。

ザ・グレート・カブキ vs ジャイアント・キマラ


・ブルーザー・ブロディ

超獣、インテリジェンスモンスター。
2m近い大男が、ドロップキックやニードロップを放つその迫力は圧巻。それでいて、プロレスをチェスに例える知的差も持ち合わせている。
プロモーター的にはすごく扱いづらい選手だったとはよく聞くけれども、あの事件さえなければなと。亡くなって30年近く経っても思い出すわけであります。

スタン・ハンセン&テリー・ゴディVSブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ 87年最強タッグ


・ザ・ロード・ウォリアーズ

これだけちょいと反則気味のタッグチーム。
全日中継でその姿を初めて見たとき、脂肪が厚めだったり、おなかがポッコリしてるレスラーを見慣れていた子供には、あの筋肉オバケたちの姿は衝撃的すぎた。
北斗の拳のブームの頃だから、棘棘の入場コスチュームとか、力を入れて首輪がはじけ飛ぶのとか、来日前から「誰も勝てねーよ」と怯えていたよ。純粋だったね。
スラム街でドブネズミ喰ってたって言われて信じるくらいに。

1985.3.8 船橋 ロードウォリアーズ 初上陸 VS キラーカーン アニマル浜口


とまあ、ざっくりとこんな感じで。
きめん選定のわりには川田がいなかったりするけど、川田の良さはみんなが分かってるから大丈夫。

でまあ結局のところ、テレビ中継見ながらあーでもない、こーでもないって実況して色々とみんなの話を聞きたかったんですよ。
それだけです。

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