ベガルタ/【J1第22節】続・戦術的なことはわからないけど
選手一人入れ替わって劇的にチームが変わるとか、そんな単純な競技とは思わないのだが。
突発的にユアスタに試合を観に行ってきましたが、もしかしたら万が一にも勝てる可能性があるかもしれないと言う希望的観測に賭ける、と言うギャンブルには負けました。
前節川崎戦よりも支配率、パス成功率とも悪くなっているのですが。
その数字通り、特に盛り上がるポイントもないまま試合は終わりました。
さて、前節同様にパスの成功率からこの試合を眺めてみます。
横浜FC:パス数700本 成功572本 失敗118本 パス成否4.8:1
仙台:パス数289本 成功202本 失敗87本 パス成否2.3:1
パス数は約2.4倍の本数差があり、411本も本数が違うが、失敗は31本しか差がない。
また川崎戦の3.7:1からパスが1本以上少ない本数で失敗している計算になる。
果たしてそんなことがあるのだろうか?
プロのサッカー選手同士がパスを平均で3本つなげないとかあるのだろうか?
疑問に思ったきめんは、狂気にかられた。
1試合はとても無理だが、前半の給水タイムまでなら数えられるのでは?
そして、前半24分まで可能な限りパスの状況を簡易的にメモしたので、暇な人は確認していただきたい。
なお、KO、スローイン、GK、CK、FKは、数える基準が違うので0本とする。
KO 椎橋 相手 1本
スローイン 柳運ぶもゴールキック -
椎橋カット 相手 0本
柳クリア スローイン 0本
椎橋クリア スローイン 0本
柳クリア CK 0本
?CKクリア ゲデス?弾く 相手シュート 1本
GKクバ 久 パラ 松下 平岡 久 柳 道渕運ぶ相手ファール 6本
平岡カット 松下 椎橋取られる 2本
平岡カット 相手に渡る 0本
パラカット 山田 松下 道渕ドリブル後取られる 3本
--5分経過--
平岡カット 松下 柳 椎橋 久 平岡 パラ ゲデスクロス合わず 7本
柳こぼれ拾うクロス合わず 0本
クバキャッチスロー 平岡 パラ 椎橋 平岡 久 椎橋運んでパス相手カット 6本
早いリスタート関口? 松下 ゲデスシュート打てず 1本
柳 椎橋 久 平岡 パラ 平岡 松下 椎橋クロス合わず 7本
CK関口 久あわず後方へ パラクロス 相手クリア 1本
関口こぼれ拾ってクロス 相手クリア 0本
CK関口 ファール -
--10分経過--
関口カット 相手に渡る 0本
GKクバ 山田ハンド -
クバキャッチスロー 久 クバ 椎橋 久 クバ 相手カット 5本
松下カット 関口クリア 相手に渡る 1本
椎橋こぼれ拾ってパス 相手に渡る 0本
山田 関口 相手ファール 1本
FK? 映像で経由不明 久 柳 椎橋 ゲデス 相手カット 3本(+1-3本か?)
スローイン 道渕クロス GKキャッチ 0本
--15分経過--
パラカット 相手に渡る 0本
クバキャッチスロー パラ 平岡 椎橋 久 椎橋 久 柳トラップ相手カット 7本
柳クリア 松下 競り合い相手スローイン 1本
パラカット 松下 関口? 松下 山田 パラ 道渕 山田運ぶも割る 7本
?カット 松下 ゲデス 関口クロス 相手クリア 3本
スローイン 平岡 久 平岡 椎橋 関口 松下 パラクロス 相手クリア 6本
--20分経過--
平岡クリア 相手シュート 0本
GKクバ ファール -
椎橋 松下 ゲデス 道渕 相手詰めてスローイン 3本
スローイン 相手カット -
松下 柳 山田 相手奪う 2本
平岡 椎橋 山田 トラップミス相手ボールへ 2本
久カット 相手へ渡る 0本
パラクリア 相手CKへ 0本
--24:07 給水--
11回 13本
7回 22回
7回 9-12本
6回 21本
6回 7本
給水までのボール保持開始機会37回に対し、繋がったパスは72本。これを割ると、
「1.94本~2.02本」
しか平均でパスが繋がってないと言う衝撃の数値になった。
もっとも、ゴール前でクリアした行為をパスと呼んで良いのか分からないので、それを省いた場合、数値はもっと大きくなると思うが、それでも劇的に大きくは変わらないだろう。
ここから読み解けるのは、
・パスの精度
・選手同士の距離感
・立ち位置
に問題がありそうだと言うこと。
そしてそれは改善されず、むしろ悪化している状況が続いていると言うこと。
さらに言えば、上記3つに問題があるのであれば、選手が今後怪我から復帰して入れ替わっても、チーム全体として大きく変わる可能性は低いことが考えられる。
サッカーの素人がサッカーで飯食ってる監督に言えることなど何もないが、苦しい苦しいとばかり記者会見で言ってないで、なぜボールが運べないのか、繋がらないのか、もう一度今現在自分が育ててきたチームの状態を、見返していただきたいものである。
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